こんにちは、グローバルチームのキンガです。

海外では音声メディア「ポッドキャスト」の人気が急上昇していますが、日本では「ポッドキャスト」という単語自体にあまり馴染みがないようです。そこで、この記事ではポッドキャストというメディアとその状況について簡単にご紹介したいと思います。

Appleのウェブサイトでは、ポッドキャストは「Podcastはインターネット上で利用できる、エピソードで構成された番組です。録音されたオリジナルのオーディオやビデオが一般的です」と説明されています。

聴取方法はストリーミングのほか、オーディオをスマートフォンなどの端末にダウンロードすることも可能です。また、サブスクリプション(登録)することで、新エピソードの自動ダウンロードも可能です。

「Podcast」という単語は元々、「iPod」と「broadcast」が組み合わさった造語です。2005年、Appleが開発したiTunesによってポッドキャストへアクセスができるようになり、ポットキャストが自立したメディアへと生まれ変わりました。

その後、2012年にAppleが初めてのポッドキャスト用のアプリケーションを開発し、2014年にそのアプリがiPhoneとiPodのiOSの一部となりました。

そして現在、そのアプリを通じてダウンロードされているポッドキャストは、全てのポッドキャストのダウンロードの50%を超えています。

グラフ中の角棒の上の2桁の数字は、アメリカの12歳以上の総人口のうち、今までポッドキャストを聞いたことがある人のパーセンテージ。右上の144 million (1.44億)という数字は、そのパーセンテージから導き出した今までポッドキャストを聞いたことがある人の数。
(出典:The Infinite Dial 2019

 

ポッドキャストの特徴

  1. 簡単にアクセスできること

インターネットで「(自分の好きなもの) ポッドキャスト」で検索してみてください(例えば、「プロ野球 ポッドキャスト」など)。多くの無料のポッドキャストが簡単に見つかります。

しかし、知らないサイトからダウンロードするのが不安という方は、まずSpotify、Apple Podcasts、YouTube上で聴いてみるのが良いかもしれません。

ポッドキャストの優れたところは、いつでも手軽に楽しめるところです。

パソコンだけでなく、Spotifyなどのアプリを使って、スマホでどこでも聴くことができます。更に、端末にダウンロードしておけばオフラインでも楽しめます。


Apple Podcastsの他にも、人気上昇中のSpotifyをはじめ、様々なサービスを経由して聴くことができます
(出典:Medium

  1. いつでもどこでも聴けること

オーディオのみなので、ラジオのように目が離せない時でも問題なく楽しめます。一人でリラックスしたい時だけでなく、家事や通勤中、外出時など、いつでも片手間で楽しめるメディアです。


上記はアメリカのデータ。例えば中国は休憩中・就寝前・通勤途中にオンラインオーディオを利用するというユーザー傾向があります。
(出典:Medium

 

ポッドキャストの聴者

現在、アメリカ人の75%がポッドキャストの存在を知っており、さらに37%が毎月ポッドキャストを聴いているとされています(参照:CONVINCE & CONVERT)。またヨーロッパでも聴者数の増加傾向が見られます。

聴者は若い男性が多いですが、注目すべきデータは聴者の特徴です。

ポッドキャストを聴いている人の多くは大卒以上で、ホワイトカラーの仕事をしています。つまり、ポッドキャストの聴者はある程度の知識層が中心であると言えます。

男女比は男性がやや多め、年齢は18歳~54歳が全体の約75%を占めている。
(出典:The Infinite Dial 2019

(出典:The Infinite Dial 2019

 

ポッドキャストの魅力

ポッドキャストで注目していただきたい点は二つ。

本や映画と違い、誰でも少ない費用で制作して世界中に配信することができる点、広いジャンルから自分の興味に合うポッドキャストを聴くことができる点です。

さらに、母国語以外にも、英語をはじめ、外国語のポッドキャストも簡単に聴けるので、外国語の勉強にも活用できるでしょう。

それだけに留まらず、本や映画と比べて、ポッドキャストは新しいエピソードの配信頻度が高いので、最新ニュースや現在人気のあるトピックに関するものも数多く存在します。このようなポッドキャストでは、最近観た映画やドラマなどについての他人の意見や、他に公開されていない面白い話をたくさん聞くことができます。映画やドラマなどのクリエーターがポッドキャストを制作していることも珍しくありません。

 

無料で聴けるのにビジネスになるの?

ほとんどのポッドキャストはYouTubeのように無料で聴くことができます。

収益の上げ方も似ており、広告がその中心になります。ポッドキャスト中に流れる広告はもちろん、他にもオーディオファイルと一緒に公開されるカバー画像などにロゴを付けることなども可能です。

宣伝したい内容に番組テーマがマッチしているポッドキャストに広告出稿することで、ターゲットとなる聴者にメッセージが届けられるため、効果的な広告手法です。

では、具体的にポッドキャストにはどんな広告があるのでしょうか?

リスト化してみると次のようにまとめることができます。

● Host/Announcer Read(ホスト・アナウンサーが読み上げるタイプ)
● Pre-recorded(録音されたものを流すタイプ)
● Endorsement(ホスト・アナウンサーが自身の経験に基づいて聴者に紹介するタイプ)
● Custom Segments(広告主がポッドキャスト制作側とともに制作したコンテンツをエピソード内の一部、もしくはエピソード全体で流すタイプ。エピソードの前後や間に挟まれるPre-recordedタイプよりも長い尺を使用する)
● Branded Series(広告主が自ら制作したポッドキャストの中で紹介するタイプ)
● Presenting sponsorships(特定の広告主による広告を独占的に、あらかじめ決められた時間帯に流すタイプ。音声だけではなく、同様の方式でポッドキャストのカバー画像等に提供者のロゴをつけるパターンもある)

(参照:Interactive Advertising Bureau

 

以上、簡単な紹介となりますが、ポッドキャストについて少しご理解いただけたでしょうか?

これ以上はここで言葉で説明するよりも、ご自身でポッドキャストを聴いてみた方が、より理解が深まると思います。

ご自身の趣味に関係のあるポッドキャストを聴いてみることで、聴き心地の良い声による新たな楽しみが見つかるかもしれません。