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〈観光庁多言語事業〉住吉大社様にアンケートご協力を頂きました。

ローカライゼーション
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T. Fukushima

観光庁では、訪日外国人旅行者の滞在満足度向上を目的に、
2018年度より「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」に取り組んでいます。

弊社は本事業に参画して5年目を迎え(2022年度時点)、英語のネイティブライターと地域を取材し、外国人目線を取り入れた解説文を作成しています。
外国人旅行者にとって分かりやすく、地域の観光ストーリーを伝える魅力的な解説文を整備しています。

今回、本事業を通して、2021年度に英語解説文を作成された、
住吉大社様にアンケートのご協力をいただきました。


① 住吉大社の魅力を教えてください。

住吉大社は大阪にある歴史と伝統の神社です。初詣では多数の参拝があり、一年を通じて様々な神事が行われています。
大都市の中にありながら境内は緑に囲まれています。
古代から現在まで人々が祈りつづけてきた神域には、古代の建築様式である四つの本殿をはじめとする歴史的建造物、名所の反橋、石燈籠群が数多くあります。

住吉大社

② 住吉大社の代表的な神事を教えてください。

白馬神事
1月7日。正月の特殊神事で、神馬が四本宮を参拝し、神域を駆けめぐります。
年の初めに白馬を見ると邪気が祓われると言い伝えられます。


御田植神事
6月14日。稲作の神事で、日本三大御田植祭の一つ。華やかな伝統の行列が練り歩き、神前の祭典の後、
境内にある御田(おんだ)に移動し、実際に田植えを行ないながら、様々な民俗芸能を披露します。
伝統の稲作とともに、信仰と芸能、貴重な自然環境を維持保存しています。


住吉祭
7月30日~8月1日。住吉大社で最も重要な大祭です。
本殿の例大祭を中心に、茅の輪をくぐり無病息災の祓えを行なう夏越祓(なごしのはらえ)神事、
住吉大社から神輿が御旅所(堺市・宿院頓宮)までおもむく神輿渡御などが盛大に行われます。


観月祭
中秋(旧暦8月15日)の名月をあおぐ祭典。
境内の反橋において、短歌や俳句が朗詠され、住吉踊や舞楽が奉納されます。
祭典中の反橋には、名月が徐々にのぼるのが鑑賞でき、伝統的なお月見を味わうことができます。

③ これまで、多言語解説文はどのように作成されてきましたか?

その都度、必要に応じて作成するため、業者任せでした。

④ 本事業を通して大変だと感じたことは、どのような点でしたか?

神社側では当然である事柄を、それぞれ平易に解説した上、さらに外国語へ翻訳することは容易なものではないと強く感じました。
日本語での解説では、日本人の共通的な知識や教養に助けられていた面も再確認されました。
改めて客観的に説明することの大切さ、来訪者との意識の相違など多くを気づくことができました。

⑤ 今回作成した英語解説文は、どこで見ることができますか?

当社の公式ウェブサイト(英語)

https://www.sumiyoshitaisha.net/en/
(Language English select)

⑥ 本事業で作成した英語解説文のご感想をお聞かせください。

本事業の英語解説文は、英語から日本語へと機械翻訳にかけてみても、日本語として破綻したりせず、
的確に解説がなされているので、とても良い文章を作成していただきました。

⑦ 今後も、ネイティブ目線を取り入れた多言語解説文を作りたいと思いますか?

目線や視点を変えて物事を見ると、新たな興味がわいてくるので、叶ならば言語数を増やして様々な地域の訪問者を呼べるようにしたい。

⑧ 最後に、印象に残った点・ご感想がありましたら、どんなことでも結構ですのでお聞かせください。

本事業をご担当された皆様方には格別なご高配をたまわりましたが、
特に制作にたずさわれたエクスポートジャパンの皆様には、極めて細やかなご配慮をたまわりました。

また、本事業の制約上、制作期間の調整などで窮屈な面も多々ありましたが、
担当の皆様の的確な作業と親身な対応でもって、期間内に素晴らしい成果を生み出していただきました。
深く感謝を申し上げます。


住吉大社様、アンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。

まとめ

活用した補助金:

地域観光資源の多言語解説整備支援事業
https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/multilingual-kaisetsu.html

住吉大社 公式webサイト

https://www.sumiyoshitaisha.net/