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新しいスタッフが加入しました!Calgary出身です

EXJカルチャー
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LaturnasJ.

こんにちは。コンテンツ事業部のラターナスです。

EXJに入社した日から一か月が経ったということで、簡単に自己紹介を書かせていただきます。

■ 出身地とその魅力

私は、カナダのアルバータ州カルガリー市出身です。北アメリカ西部のロッキー山脈から車で約1時間離れており、二つの川が中心街を流れている都市です。

東麓に吹き下りてくる「Chinook」と呼ばれる乾熱風によって天気が変わりやすいところなので、24時間以内に気温が20℃以上も上昇することは珍しくありません。冬は長くて寒いですが、雪で覆われた風景は息をのむほど美しいです。近くにあるバンフ国立公園の絶景は特におすすめです!

写真:(左)カルガリー ダウンタウンの風景 (右)バンフ国立公園 モレーン湖
参照元:Wikimedia Commons, Banff & Lake Louise

カルガリーはアルバータ州の最大都市であり、石油産業の中心地でもあります。その一方で、西部開拓時代の文化と精神がまだ色濃く残っています。その代表は、1912年に初めて行われ、現在まで開催されている「Calgary Stampede」というロデオの祭典です。開催期間は毎年7月上旬の10日間。ロデオ競技のほかに、コンサートやパレード全ては屋外で行われるので、通称「地上最大のアウトドアショー」と呼ばれています。

写真: (左)ブルライディング(右)バレルレーシング
参照元:Calgary Stampede Rodeo

私は生まれた時から大学卒業までずっとカルガリーに住んでいましたが、夏休みの時や秋の週末によく家族と一緒にキャンプしたり、国内の観光地や博物館に行ったりしていました。(そのハイライトはもちろん憧れの『赤毛のアン』の舞台であるプリンスエドワード島旅行でした!)

その影響で、私は歴史・旅行好きになり、今でも博物館に行くと不思議な親近感と安心感を覚えます。3年間に渡って地元にあるヘリテージ・パーク歴史村の博物館案内係として働いたこともあります。今までの経験を活かしてEXJ事業の一環として多言語解説整備に貢献できるのは大変嬉しく思います。

写真:(左)プリンスエドワード島 アンの家(右)カルガリー ヘリテージ・パーク歴史村

※博物館の設定は1910年代の鉄道の村なので、イギリスの国旗を持っています。カナダの国旗は1965年2月15日から採用されているものです。

■ 日本への道のり

同世代の多くの人々と同じく、テレビで放送された英語吹替のアニメや、スーパーファミコンのテレビゲームをきっかけに初めて日本と出会いました。その時点で、ゲームに夢中になってビデオゲームデザイナーになりたいと思い始めましたが、高校では実際に日本語を勉強し始めて言語のほうに惹かれて「立派な翻訳家になりたい」という夢が生まれました。カナダでは主な外国語選択科目はフランス語かスペイン語ですが、私の高校には日本語の授業がありました。

学部では、東アジア言語学科を専攻して高校で学んだ日本語の基礎を磨き、東アジアの文化、宗教、歴史などに関する知識を学びました。中上級日本語のスキルや国際感覚を身に着けるため、日本で一か月間短期留学プログラムに参加し、また一年間早稲田大学に留学しました。その間、日本近代文学との運命的な出会いがありました。

大学二年、あるアニメの影響で日本近代文学について興味を持つようになり、初めて日本文学の世界に触れることができました。それゆえに文学・読書への思いが再燃し、近代日本文学の授業を受けることにしました。卒業後、大学院に進学して日本の近代文学と大衆文化を専攻とし、2023年に修士号を取得しました。現在も文豪について調べたり、本を読んだり、文豪ゆかりの地に行ったりしています。

写真:(左)走れメロス号 (右)太宰治の実家である「斜陽館」

EXJでの数週間を振り返っての感想は?

大学院を卒業する前の一年は、毎日部屋に引き籠って修士論文を遅くまで書いていたので、普通のスケジュールに慣れるまで少し時間かかりました(笑)。しかし、毎日新しい仕事にチャレンジすることができましたので、この一か月間があっという間に過ぎました。

入社して最も印象的だったのは、EXJが従業員の時間を尊重することと、EXJが非常にフラットな組織だということです。EXJはフレックスタイム制度を実施していますので、生活に合わせて働くことができます。上下関係はあまりないので自由に意見を述べたり、同僚と話し合ったりすることもでき、非常に働きやすい仕事環境だと感じました。また、興味のある仕事を通じて多文化共生社会に貢献するということにはやりがいを感じます。

第二新卒なので、まだまだ不慣れな部分はあるかと思いますが、外国人目線を重視する誰でも楽しめるコンテンツを作れますよう全力を尽くして参ります。