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エクスポート・ジャパンが目指す働き方。私たちが「コアタイムの完全撤廃」と「フルフレックス制度」へ移行した理由

EXJカルチャー
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T. Fukushima

現代社会において、人々のライフスタイルや価値観はますます多様化しています。私たちは、そうした一人ひとりの違いを尊重し、個々の能力を最大限に引き出すことこそが、企業の持続的な成長の鍵であると確信しています。

この考えに基づき、当社は2025年7月1日より、従来の働き方の枠組みを大きく見直し、「コアタイムを完全に撤廃したフルフレックス制度」を導入いたしました。

この決断の背景にある、私たちの想いと目指す未来についてお話しします。

■制度の根幹にあるのは、社員への絶対的な「信頼」

新しい制度では、社員は朝5時から夜22時までの間で、日々の始業・終業時刻を自律的に決定できます。働く時間が、個人の裁量に委ねられます。

このような大きな自由を伴う制度が成立する大前提は、社員一人ひとりへの「信頼」です。

私たちは、社員がプロフェッショナルとして、自身の業務に責任を持ち、会社全体の目標達成に向けて最善を尽くしてくれると信じています。管理によってパフォーマンスを最大化するのではなく、信頼をベースとした環境を整えることで、社員の内発的なモチベーションと創造性を引き出すことを目指しています。

■「自律性」と「チームワーク」を両立させるためのカルチャー

「個人の裁量を増やすと、チームワークが損なわれるのではないか?」 これは、柔軟な働き方を導入する際に多くの企業が直面する課題です。

私たちは、この課題を乗り越えるために、テクノロジーの活用とカルチャーの醸成を両輪で進めています。

1. 徹底した情報共有と透明性
誰がいつ、どのような業務に取り組んでいるのか。チームメンバーがお互いの状況を常に把握できるよう、スケジュール共有を徹底しています。これにより、個々が異なる時間で働いていても、必要な連携をスムーズに行うことが可能です。

2. 心理的安全性の高いコミュニケーション
勤務時間が多様化するということは、誰かの勤務時間が、別の誰かの勤務時間外である状況が日常になるということです。私たちは「時間外の連絡には、応答する義務はない」という共通認識を全社で持っています。これにより、社員は勤務時間を終えた後、心から休息を取ることができます。緊急時のためのルールは別途設けつつも、互いの時間を尊重するカルチャーを大切にしています。

3. 明確なガイドラインと相互理解の醸成
自由な制度も、共通の認識や拠り所がなければ円滑に機能しません。そこで私たちは、制度導入にあたり詳細なガイドラインを整備しました。これは、個人の自由を最大限尊重しつつ、チーム全体の生産性を維持するための、いわば「交通ルール」です。

さらに、全社員を対象にこのガイドラインに関する理解度テストを実施しています。これは単に知識を問うためではなく、全社員が制度の目的や背景を正しく理解し、安心して新しい働き方に移行するための重要なプロセスと位置づけています。

■私たちが「フルフレックス制度」で目指す働き方

社員一人ひとりが、介護、育児、自己研鑽、あるいは趣味といった、自身のライフステージや大切にしたい価値観と仕事を両立できる環境。そこから生まれる充実感が、結果として仕事における高い生産性と、これまでにない新しいアイデアの創出に繋がると信じています。

多様なバックグラウンドを持つ人材が集い、それぞれの能力を最大限に発揮できる。そんな企業であり続けることで、私たちはこれからもお客様や社会に対して、より大きな価値を提供してまいります。

私たちの新しい挑戦に、どうぞご期待ください。