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2026自主活動休暇|「知るきっかけ」を得たフィリピン・タイ旅行

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H. Watanabe

こんにちは!新卒入社のご挨拶ブログを書いてから早くも1年が経過した渡邉です。

今回は、入社後初めての自主活動休暇を頂き、フィリピンとタイを訪れたのでその様子を少しお伝えしようと思います。

そもそもフィリピンとタイを選んだ理由ですが、フィリピンについては同行した友人が行ってみたいという希望により、そしてタイに関しては私がタイ料理支持者のため、といういかにも単純な理由で3秒で決定されました…
ですが、その友人も私も、できるだけ多くの国を訪れて体感してみたいというマインドの持ち主だったので、そんな背景はよそに、かなり充実した旅になりました!

マニラ(フィリピン)

まず初めに降り立ったのはマニラです。

イントラムロスエリア(Intramuros)、ビノンド地区、マニラ湾など、マニラ市内の様々なスポットを巡りましたが、中でも最も印象的だったのはイントラムロスにある「サンチャゴ要塞(Fort Santiago)」でした。

サンチャゴ要塞の入口

この場所は、「かつてスペインやアメリカがフィリピンを統治していた頃に、軍事的に最も重要な役割を果たしていた場所 *1」と説明されており、現在もその建物群がそのままの形で残されています。

入場門で75ペソ(日本円で約190円 *2)の入場料を支払い中に入ると、まずは庭園のような広い場所があります。植物などが整備されており一見ただの庭園のようにも見えますが、歩を進めてみると至る所にレンガ造りの建物跡や砲台のレプリカ等、植民地時代の影が今もありのままの姿で残っています。

サンチャゴ要塞の敷地にある、植民地時代から残るレンガ造りの建物

一方では、プリクラのようなものも同じ敷地内に置いてあり、謎の東南アジアらしさ(?)も満載です。

サンチャゴ要塞の敷地にある、プリクラのようなブース

そしてさらに奥に進むとサンチャゴ要塞そのものの門があり、その中に地下牢があります。この中には実際に入ることができ、現在は展示として戦時下におけるこの場所の様子の写真や、当時の拷問等がどのようにして行われていたかを示す、実物大の人形などが設置されています。

サンチャゴ要塞の地下牢の入口

この建物自体はスペイン統治時代の16世紀に火薬庫として建てられたものの、第二次世界大戦中には日本軍により拷問や虐殺のために地下牢として使用されるようになったようです。実際に入ってみると、「狭くて暗いな」という印象が真っ先にありましたが、ただでさえ外の気温が高いにもかかわらず、さらにその中には水場もあり蒸し暑さもより強く感じられました。このような環境下で未だ百年も経たない間に、同じ人間同士が悲惨なことを繰り広げていた(いる)と思うと、とても胸が締め付けられたと同時に、このように日本の外に出て日本以外の視点から日本について知る機会を得ることは非常に重要な経験だということを改めて思い知らされました。

サンチャゴ要塞の地下牢内の様子

ビノンド地区では、街中を歩いていたら偶然見つけたローカル感溢れる市場も散策しました。(後から改めて調べたところ、ディビソリア市場という場所のようです)

通りを歩くと、ショッピングをしている人々だけでもごった返しているような所に、小さい子どもが人の間をすり抜けるようにしてはしゃぎ回っていたり、ただでさえ幅が狭い通りのど真ん中で堂々と積み荷用の手押し車を置いているお店の人がいたり、そんな中に寝転がっている人もいたりと、まさにカオスで、これぞ東南アジアの雰囲気!というのをひっそり噛みしめていました。笑

とある市場の、人でごった返した様子

個人的に、その土地にしかない有名な観光地を訪れるのも好きですが、このように観光客は少なくて現地の人々が普段の生活で利用しているんだろうな、というような場所に混ざってその一人としての目線からその国を見るというのも好きで、今回特にこの市場では、日本の当たり前とは一味違う、フィリピンの人々が根底に持つ大らかさのようなものを最も直接的に感じ取ることができたような気がします。

ホアヒン(タイ)

フィリピンのニノイ・アキノ空港から、次はタイのスワンナプーム空港へと向かいました。

早速自分のお目当てであった、タイ現地のパッタイを食べるために空港内のレストランに立ち寄りましたが、想定していたよりもかなり値段が高かったことに驚きました!どの国にも空港価格というものはあるかと思いますが、3皿の料理と水1本を頼んで1030ペソ(日本円で約5000円 *2)という価格で、到着して早々、あまり何も考えずにタイ料理を食べまくることもできないなと思わされました。

(味はしっかりおいしくて大感動でした)

スワンナプーム空港内のレストランのパッタイ

空港到着後、まずはホアヒン(Hua Hin)というバンコクの左下にある地域へ移動しました。この地は「王室の保養地として古くから発展した優雅な気品漂うリゾート地 *3」とのことで、空港がある首都のバンコクと比べるとかなり落ち着いており、ほどよい観光地感がありつつも同時にタイのローカル感も感じられる場所で、個人的にはこの旅の中で一番に好きな町となりました。

ホアヒンでは、プラーンブリー森林公園ワット・ホゥアイ・モンコン(Wat Huay Mongkol)、ワット・カオ・タキアップ(Wat Khao Takiap)、そしてナイトマーケットなど、またまた多くの場所を巡りました。中でも最も印象深かったのはカオサムヨーイ国立公園(Khao Sam Roi Yot National Park)の中にある「プラヤーナコーン洞窟」という場所です。

プラヤーナコーン洞窟の看板

ここは、午前中に上空から光が差し込んでくる数十分の間が最も見どころとされていたため、私たちも朝の時間を狙って向かいました。出国前に色々な人が書いている訪問記事を読んでいたので、この洞窟に辿り着くまでに少しだけ山を登る必要があるということは知っていたのですが、、、いざその入口に立ってみると少しどころではない急な階段が見えないほど連なっていて、早速朝から一度心を折られました。

プラヤーナコーン洞窟にたどり着くまでの険しい階段

朝と言えどかなり暑く、さらに階段を上るというスーパー運動のおかげで汗はだらだらになりながらも、至る所で休んでいる他の国から来た観光客の皆さんとその辛さを分かち合いながら、何とか洞窟まで登り切りました…

そこでやっと生で見ることのできた光景は確かに神秘的で、おまけにまだ多くの観光客がたどり着けていない時間帯だったので、静かな中でゆっくりすることができました。

プラヤーナコーン洞窟の様子

この急な階段の方がどちらかというと印象は強いですが(汗)、その思い出も含めて、行けてとても良かったと思えた場所でした!

(おまけ)
ホアヒンで宿泊したホテル「Guuden Hua Hin」は、部屋から直通のプールがありすごく南国感があって一日の暑さと疲れを癒してくれました~

空港で物価の上昇を目の当たりにしていた我々でしたが、このホテルはなんと1泊で一人当たり3000円ほどと、空港の食事とは裏腹に超コスパでしたので、もし行く機会があればぜひ!

ホアヒンで宿泊したホテルの屋外プール

アユタヤ(タイ)

ホアヒンの後はバンコクに戻り、バンコクの三大寺院をはじめとした王道観光、そして一日かけてアユタヤ(Ayutthaya)への日帰り旅を楽しみました。

アユタヤへはタイの国鉄を利用して向かいました。一人当たり片道20バーツ(日本円で約100円 *2)で乗車することができ、これもまた観光客よりも現地の方の方の割合が高く、ローカルな場所に一つ潜入できた気分でした。

アユタヤに向かう国鉄列車内の様子

アユタヤは、「1350年にウートン王によって建都されてから、1767年にビルマ軍の攻撃で破壊されるまでの417年間、アユタヤ王朝の都としてタイの中心であり続けた都市 *4」と、タイにとっても歴史の深い地域です。ここでは、とにかく寺院をたくさん回りました。

旅を振り返って今、最も印象深いのは「ワット・マハタート(Wat Mahathat)」です。

この寺院は世界遺産にも登録されており、やはりその目玉は菩提樹の根元に取り込まれた石仏の頭で、過去のビルマ軍による侵攻の際に落とされた仏像の頭が放置され、このような形になったとされています。

ワット・マハタートで有名な、菩提樹の根元に取り込まれた石仏の頭

この仏像の頭もかなり神秘的で印象に残りますが、私にとってこの場所でそれよりも鮮明に記憶に残ったのは、「頭だけがない仏像」の数々でした。

ワット・マハタートにある、顔のない仏像

上述の通り、ビルマ軍の侵攻によってアユタヤの一帯は一度廃墟と化した過去がありますが、これらの頭だけが無いのはその際にアユタヤ制圧の証として持ち帰られたため *5 とされており、今でもその破壊の跡が残されています。また、この寺院は思っていたよりも広く、実は公園を挟んでワット・プララーム(Wat Phra Ram)といった他の寺院とも隣接しています。

何百年分の歴史がその中に埋め込まれている建造物群と、さらにその広大さが相まって、雄大さが非常に強く感じられる場所でした。旅から戻って来た今、日本での当たり前の風景を目にすると、この場所での記憶は幻だったのかと思ってしまうほどです。。。

まとめ

今回の旅行は言うまでもなく行って良かった!と思える旅になりました。

元々私はそこまで旅行好きということを自覚していませんでしたが、マレーシアでの約1年間の留学を転機として、自分が見たことない景色はまだこんなに多くあるんだということに無意識の間に気づかされていたようで、それ以降は日本国内でも積極的に行ったことのない場所に足を運ぶようになっていました。まだまだ日本国内でも訪れたことのない都道府県の方が多いのでそこも自分の目で見てみたいと思っていますが、やはり海外は国内とは異なり日本での当たり前が根底から覆されるようなことばかりなので、具体的にこれというものがなくとも行くだけで漠然と外部から内面が浄化されるような感覚があり、こちらもまたできるだけ多くの場所に行ってみたいと思っています。

この感覚の裏側には、おそらく「体験したことのないコトやモノを生身の体を通して体験してみること」があるような気がしています。それらは単純に楽しいといったポジティブな感情に繋がることもそうですが、後々には何かについて知るきっかけになった、という意味でも(こそが)私個人にとってはとても価値のあることだなと強く感じています。例えば、アユタヤで遺跡群を訪れて仏像の頭がない理由が気になり調べたことでその土地の歴史を知るきっかけを得たり、一方ではマニラで行ったボーリング場で中学生ぐらいの学生たちがわちゃわちゃしているのを見て私たちの学生時代と変わらないなと何だか微笑ましく思ったり…と、初めての場所に旅をすることで初めて知ることがあり、そしてそれが自分の身体性と一緒に記憶にも残りやすいように感じます。

今後も色々な国や地域に行ってみて、旅を楽しむ中で色々なことを知るきっかけを得られたら嬉しいです!

最後に、会社の中でこのような機会を得ることのできる自主活動休暇の制度と、サポートしてくださったEXJの皆さん、ありがとうございました。

参考

*1. フィリピン政府観光省ホームページより引用
https://philippinetravel.jp/fort-santiago/

*2. 2026年5月時点でのレート

*3. タイ国政府観光局ホームページより引用
https://www.thailandtravel.or.jp/areainfo/huahin/ 

*4.  タイ国政府観光局ホームページより引用
https://www.thailandtravel.or.jp/areainfo/ayutthaya/ 

*5. オンライン観光ブック「トレンジョイ」より引用
https://trenjoy.com/8145/

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