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2022 誕生日旅行 福井県敦賀市へ

EXJカルチャー
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Y. Chen

10月末に、自分の誕生日に出かけたいと思ったので、自主活動休暇の制度を利用して旅をしました。東京に住んでいた頃はなかなか福井県を訪れる機会がなかったので、今回は、1泊2日で福井県に行ってみました。


初めての福井県ですが、敦賀市という日本海に面している町を選びました。その理由は、今は内陸の多治見市に住んでいるので、出かけたら海を見たいし、新鮮なシーフードも食べたいからです。また、車を持っていないので、最近の旅先を選ぶ時に、徒歩か自転車で気軽に回れる小さな町が好きです。


名古屋からJR特急しらさぎに乗り、敦賀駅で降りました!

大きなガラス一面を持つ「TSURUGA BOOKS&COMMONS ちえな
みき」

駅の前に、いきなり大きなガラス一面を持つ「TSURUGA BOOKS&COMMONS ちえなみき」が見えてきました。元々は、北陸新幹線の金沢〜敦賀の線路延長に合わせて2022年9月に開業する予定でした。しかし、北陸新幹線の敦賀駅がまだ出来てなくて、立派な書店施設、芝生広場や新たな飲食店が存在する敦賀駅の駅前は、斬新な感じで面白かったです。


2日間の間に「ちえなみき」に3回入りました!バスか電車を待つときに本屋さんに行けて、読書席とカフェもあるのが良いですね。

氣比神宮の鳥居

駅から徒歩15分ぐらいで、まずは「氣比神宮」に行ってきました。氣比神宮に近づいたら、道路の両側にお店が多くなり、夜になると屋台のラーメン屋さんもありました。全体的に道路が広いので、とても散歩しやすい町です。

屋台の前に置かれたテーブルと椅子
敦賀で台湾を感じました
道路に縦列に停車する駐車場ではなく、横列に駐車する駐車場
道路両側にある駐車スペースの向きも面白いです
海へつながる道路

翌日は海に行きます!かっこいい名前を持つ「気比の松原」という海岸に向かう途中に、色々想像してみました。そもそも、ネット上には、敦賀旅行の情報が多くないので、事前に想像がつかない風景が多くて、旅に良く出る人にとって、それは格別に楽しいです。

松並木の隙間から海が見えている

夏になると、気比の松原は海水浴場ですが、秋は釣りをする人がほとんどです。赤松、黒松が生い茂る海岸風景はとてもカッコよくて、海沿いの林間散策道も中々独特です。

海岸の砂の上に佇む陳さんの足元

初めての福井なので、敦賀の海にはどんな風景があるのか期待していました。おそらく今まで日本の旅先で見つけた海岸の中で、敦賀の海岸沿いの石が一番綺麗だと思います。

綺麗な形に浸食された色とりどりの
小石と貝殻が手のひらに載っている
石を探すことに夢中で、波が来るのに気づかなくて足が濡れることもありますね〜
えび、サーモンうにがのった海鮮丼
日本海側に来たので、海鮮丼を食べることに決めました。

いきなりインバウンドに関する情報です。台湾の方が海鮮丼を食べるときに、サーモン、えび、うに、カニを好む傾向があります。あとは、生の魚を食べない人が少なくないので、少しでも温める感じがある「炙り」系が人気です。

お椀に入ったはまぐりの酒蒸し

毎回、日本で海鮮料理を食べるときに「はまぐりの酒蒸し」を注文したら、一緒に行った台湾人は必ず喜んでくれます!だって、台湾暮らしの中で、「はまぐりの酒蒸し」はどこに行っても、欠かせない海鮮料理のひとつだからです。蛤のスープを飲むと体の芯まで温まるイメージがあります。


そして、JR小浜線に乗って三方駅で降りました。これから駅で自転車を借りて三方湖の周りを回ります。

三方五湖のほとりに置かれた白い自転車

三方湖のサイクリングコースの風景はなかなか良くて、しかも週末でも人が少ないです。少し前に携わった案件で、「福井県年縞博物館」の写真と文章も読んだので、今回は行ってみました。

福井県年縞博物館の正面

年縞とは 長い年月に湖の底に堆積した土が縞模様になった湖底堆積物のことです。また、福井県年縞博物館の館内のフォーカスポイントである、三方五湖の中でも一番大きな湖水月湖での年縞は奇跡で、ここの年縞が世界一です!と説明に書かれていました。

福井県年縞博物館の館内

世界一をフォーカスポイントにした博物館はPR力があると思います。しかし、自ら発見する前に先入観を与えられる博物館や美術館自体がそこまで好きではなかったです(あくまでも自分の好みです)。
年縞というテーマを取り上げた博物館自体は素敵だと思います。ここの建築設計や空間もとても良くて、軸線のある感じはとても好きです。

年縞博物館と隣接の立命館大学古気候学研究センター(福井研究所)です。こんな良い建物に工房を持っていたら綺麗に保つことができるかな〜


今回の福井県は短い滞在となりましたが、自然に触れる町でのんびりと過ごしたので、癒されました。また、気比の松原で石を探すときは、子供のころに台湾の海岸で石拾いをした思い出が繋がっているので、敦賀の海は忘れることがないと思います。