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復活のポーランド

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R. Takeuchi

4年前、2006年の数値を元に「イギリスからGoogle ポーランド へのアクセスが激増中。」という記事をポストしました。

「ポーランドから英国への出稼ぎ移民が増加しており、アクセスが増えている」
と書いたその後、メルマガニュースでポーランドが復活しているという事を知りました。


UK traffic to Polish websites declining


徐々にアクセスは減り始めていました

英国をはじめ欧州経済が停滞を見せ、
移民たちが自国に戻っていったようだが、
背景にはユーロではなく自国通貨だった事が
投資を集めたり(韓国・中国も積極的に投資)、
自国産業の輸出強化に大きく寄与したと言える、とのこと。

その他、農業近代化による大規模農家の経営効率化と
零細農家の高付加価値農産物の生産
(若者の農業への興味が高く専攻研究する学生も多い)等々、
周辺の経済環境変化だけでなく、
ポーランド人民の努力にもスポットがあてられていました。

確かに過去に会ったポーランド人は、
(たまたまかも知れませんが)
素朴で、真面目な人が多くいたな、と
甲斐甲斐しく仕事に取り組む様が想像されました。

一方で、何かと古い、固いなどと一括りに日本の自治体や企業も批判されがちですが、
「自分たちの生産物を、サービスを、地域を、より高付加価値に!」と努力する方々が
日本全国すべての場所(海外現地拠点含めて!)にいらっしゃると思います。

これらが実を結ぶために、
「インターネットの発信力を効果的・効率的に使う」という側面から
少しでも貢献ができればと願う次第です。


蛇足です。

ポーランド人と会った時に「Cześć!」と挨拶すると、
ただその一言だけで、目を丸くして驚かれ、そして喜ばれます。
アジア人が自分の国の言葉を話してくれるなんて! と。

英国で数週間だけ一緒に英語を学んだ、
生真面目だけどちょっと女性好きなカトリック神父が
ポーランド語あいさつを教えてくれたおかげです。

もちろんTPOや営業・取引のテクニックはあると思いますが、
相手に自分や、自分の製品・サービスを尊重して欲しかったら
まず相手の習慣や思考を尊重する、
コミュニケーションの根っこの部分を忘れないでいたいですね。