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フォントが統一されていない外国語サイト

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D. Hutomo

日本の外国語サイトをチェックしている時に、フォント統一の問題によく遭遇します。特に特集情報ページがあるサイトでは起こりやすい問題だと思います。例えば、以下のように(某大手ホテルの英語版サイト)同じサイトの中で、ページごとに異なるフォントが使われているケースです:

kokohen01_arial

ページ1 Arial

kokohen01_verdana

ページ2 Verdana

  • ページ1 font-familyリストの中はArialのみです。
  • ページ2  font-familyリストの中はVerdanaが最優先です。Sans serif同士なので微妙に似ていますが、ネイティブの人は気づきます。微妙な差ですから、ページ作業する際に見逃される可能性が高いのでしょう。

他のサイトも見てみましょう。以下は某国際放送サービス会社の英語版ページです:

kokohen02_helvetica

ページ1 Helvetica

kokohen02_TNR

ページ2 Times New Roman

サイトのほとんどはHelveticaで書いてありますが、記事の本文のみTimes New Romanになっています。Serifとsans serifのフォントなので差ははっきり見えてしまいます。本来であれば、記事内容もHelveticaにする方がいいでしょう。

なぜこんなことが起きるのでしょうか?
おそらく二つのページは違うタイミングで、または違う人が作成したのかもしれません。ほかのページで使われているフォントのことを知らないまま、もしくはそういった事を意識しないまま作業を進めていたのでしょう。

こういった問題の予防策としては、外国語サイトについてもページ全体のスタイルガイドを社内用に準備する事です。

原則的に、全てのページの本文のフォントは統一する事をお勧めします。

一番の理由は、ユーザーに違和感を与えないためです。違和感を与えないことで、会社に対するユーザーの信頼性が向上します。逆に考えれば、統一性のないサイトは、運営会社のブランド力やイメージダウンに繋がる可能性があるということです。
そして万が一、ページ作成をバラバラのタイミングで行ってもユーザーにバレないように。(笑)

「全ページに使えるフォントは1つだけしかない(デザイナーとして制限される)」訳ではありません。タイトル、見出し、バナー等にデザインとして異なるフォントを使っても構わないと思います。しかし、ユーザーに違和感を与えないように、できる限り異なるフォントは避けるほうがお勧めです。

例えば、日本語サイトの本文でも、1つのページはMeiryo、もう一つのページは明朝なら、日本人の皆さんは違和感を感じるのではないでしょうか。