シオノギヘルスケア

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Export Japan

2021年08月11日
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シオノギヘルスケア株式会社とは

シオノギグループの一員として、一般用医薬品や健康食品を中心に製造・販売を担う。
“常に人々の健康を守るために必要な、最もよいヘルスケア価値の提供” を経営理念としている。

What We Did

同社においてSDGs に配慮したユニバーサル仕様の商品パッケージへリニューアルが実施されるに伴い、視覚障害があっても、日本語が読めない人でも、QRコードを読取るだけで多言語音声の商品情報が取得できる「アクセシブルコード」の導入を支援。

各言語ネイティブのダブルチェックによる翻訳も提供。

背景

アイ・コラボレーション神戸様が主催しているアイデアソンハッカソンにて、かねてより社会課題の解決に関心が高かったシオノギグループ様と視覚障がい者向けの製品パッケージについて意見交換を行う。 そこから、同グループでユニバーサル対応の製品パッケージのあり方が討議・検討され、物流面での課題や、当事者の方々の意見なども反映する形で、アクセシブルコードの実装に至った。

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出典:日経クロストレンド
(https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00473/00011/?i_cid=nbpnxr_parent)

01

コンサルティングフェーズ

コンサルティング

商品パッケージの中にアクセシブルコードを配置する際、QRコードの読取りに影響する反射面や周囲との余白、指で触れた時の認知のしやすさ、流通途中で破損等を生じさせない形状、バーコードと同じ面への印刷回避など、実用段階で生じうる問題点を様々な観点から検証。
また、コードを読み取った際に表示させるコンテンツの順番や、翻訳文と日本語原文の間で設ける表現の差異*などについても擦り合せを実施。
※ 日本語と外国語では同じ内容でも伝わるニュアンスが変わってくる可能性があるので、リスク回避の為の表現を追加するなど。

コードの発行

印刷に適した形式の画像ファイルで、アクセシブルコードを発行。
シオノギヘルスケア様で商品パッケージへの実装を進めて頂く期間中に、コンテンツの翻訳や音声情報のチェックを弊社側で並行して実施。

02

多言語化フェーズ

翻訳・チェック

クライアント側で確定した日本語原稿をワードファイルでご支給頂き、弊社側にて翻訳。
プロのネイティブ翻訳者が複数名でのダブルチェックを行い、コンテンツ全体のレイアウトも調整。画像ファイルにも翻訳情報を反映するとともに、言語ごとのaltタグの設定など、ウェブアクセシビリティの国際規格(ISO/IEC 40500)に準拠した内容でHTML化。

音声チェック

日本語原文と翻訳された内容が正しく適切に音声読み上げが行われているかを各言語のネイティブによって確認。
固有名詞などが正しく読上げられない場合は、AIに登録・学習させるなどして全体を調整。

03

納品フェーズ

確認と納品

QR Translatorの管理画面上に全ての情報を反映し、事前に送付したQRコード画像を読み取って、情報へのアクセスと音声再生が正しく行われることを確認。
クライアント側での承認をもって納品とする。

new sedesu package

04

検証フェーズ

読取りデータの分析

商品流通が始まった段階で、実際の利用者データを管理画面から確認。
世界中のどの地域で、どの言語によって商品情報が取得されているのかを見える化し、POSデータだけでは捉えきれなかった実際の消費行動を把握、マーケティングデータとして活用し、改善のサイクルを回す。

最後に

まとめ

本プロジェクトの実施前に、全国約100名の視覚障がい者にアンケートを実施したところ、主体的に情報を取得することが自立した社会生活を送る上で非常に重要でありながらも、まだまだ実生活には課題が多いことがわかりました。特に、命に関わる医薬品や食料品などの情報は、ヘルパーの方に読んで頂くだけではなく、自分の力で情報を取得できるようになりたいという希望が多く上がっていました。今回、シオノギヘルスケア様のイニシャティブによりアクセシブルコードの実用化がスタートし、今後、様々な分野に実装が広がることで、社会的情報弱者のハンディキャップを減らす一助となることを願っています。

このプロジェクトの担当者

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