こんにちは。ジャパンガイド繁体字版編集担当のマイクです。

新型コロナウイルスの影響で、国内外の観光業界は困難な時期を迎えています。海外の方がいつ日本に旅行できるか分からない「ウィズコロナ」時代、訪日メディアで日本の観光情報など発信する時に考えたことを、ライターの目線からご紹介します。

ライターの目線:コロナ時代、訪日メディア記事を書く時に考えたこと

環境・媒体の状況と記事プランニング

全世界が鎖国状態になっているため、海外の観光客からの日本の観光情報ニーズや関連検索は激減しました。そのため情報を発信してもすぐ来訪に結びつきにくい状態ですが、観光回復後に繋がるよう、情報を発信し続ける事が大事です。

媒体としてのジャパンガイド繁体字版は、日本に暮らしている読者もいるので(2割)、国内旅行を需要喚起しておけば、そもそも海外旅行者は日本で住んでいる友達に情報を聞く習慣があるため、在日外国人のいわゆる「口コミ効果」を期待することができます。

ジャパンガイド繁体字版 読者層の特徴

2020年10月、ジャパンガイド繁体字版は「アフターコロナの旅のスタイル」についてアンケートを実施しました。

その結果、「温泉リゾート/ホテルステイ に興味がある」との回答が最も高く55%、「定番観光地を外した旅」が45%、「一人旅」が37%と上位を占めました。密にならない事へのウエイトがあがり、旅のスタイルもどんどん変わっています。

こうしたアンケート結果や台湾・香港などの状況を踏まえ、ウィズコロナ時代で記事作成する際、以下のポイントを考えています。

  • 首都圏~首都圏からアクセスの良いローカルエリア
    記事のメインエリアは関東地方を中心にして、首都圏に住んでいる読者にも行きやすいスポットや、一日コースをネイティブ目線でご紹介。
    都心から1〜2時間でアクセス抜群で、定番観光地を外しても行くべき観光スポット、交通手段やお得な交通/観光パスをおすすめします。
     
  • 参考にしやすい1日モデルコース
    中華圏の読者は特に自然、温泉やグルメが好きです。それら要素を含めた1日コース記事を作成します。
     
  • 四季折々の観光情報
    日本の現在に大きな関心を抱く読者に対し、日本のコロナ状況とセットで、桜や紅葉情報などをフォローします。リアルタイムで観光スポットの景色を発信することで、観光スポットやエリアの関心度を上げると共に、現実的な訪問イメージを醸成します。
     
  • ご当地の特色をアピール
    単体のショッピングスポットだけでなく、紹介するエリアの文化、景色などユニークな特色をアピールすることで、そのエリアに興味を沸かせるようにします。
     
  • フォトジェニック
    媒体読者が例えすぐ訪問できなくても、自然や町並みなど日本の景色を発見し続けられるようにします。ブックマークして、美しい写真から新しい観光地を見つけてもらうことで、「こんな写真を撮りたい!」という意欲を喚起し、さらに次の旅に期待を繋げていきます。

実際の記事化の事例

2020年の秋、東京近郊である3つエリアへ取材して、スタイルもそれぞれ分けた記事3本を作成しました。10月から12月の期間に紅葉を見に行く読者が簡単に参考できることを目的としています。定番の観光地「日光」から、調布市の「深大寺」エリア、そして観光客にとってあまり有名ではない神奈川県「秦野市」へ取材して、1日コース記事を作成しました。3つのエリアとも特徴的なスポットで、一般の方でも良い写真を撮りやすく、一日中楽しく過ごせます。

日光(10月)

定番観光地の日光、秋の時期が紅葉が有名。リアムタイムで紅葉の状況を発信し、おすすめの撮影スポットをご紹介。

ターゲット読者層:ファミリー、カップル、一人旅、温泉旅
記事はこちらをご覧ください(繁体字)

日光

深大寺(11月)

中華圏観光客にとって認知度が低いエリア「調布」。実は一日中いても楽しく過ごせるスポットや撮影ポイントがあります。都内の雰囲気と違い、落ち着いてる町です。ご当地グルメはもちろん、紅葉や景色でも満足させることができます。読者からは「東京でもこんなところがあるんだ!」とフィードバックがありました。

ターゲット読者層:ファミリー、カップル
記事はこちらをご覧ください(繁体字)

深大寺

震生湖(しんせいこ)(12月)

海外観光客の定番ルートから外れた神奈川県「秦野市」は、東京都心から1時間ほど行けますが、かなり穴場スポットと言えます。桜、紅葉、富士山に関心のある観光客が「見に行きたいポイント」がたくさんあります。ウォーキング散策コースとして紹介して、知る人ぞ知る東京近郊の魅力を伝えます。

ターゲット読者層:アウトドア派、一人旅
記事はこちらをご覧ください(繁体字)

震生湖

コロナ禍が続いておりますが、日本に行けなくても日本の現状や観光情報を関心を持つ媒体読者はかなり多いので、ユニークなコンテンツを発信し続けることで有意義です。収束後の観光地へ集客、旅行商品を販促することに繋げることができるのではないでしょうか。

最新の取材記事や中華繁体字圏読者向けコンテンツは、ジャパンガイド繁体字版をご参照ください。