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取締役育児奮闘中_一年の育休、長すぎる?短すぎる?

EXJカルチャー
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C. Ishihara

こんにちは。経営支援部の石原です。
今月の取締役育児奮闘中は、間もなく育休から復帰予定の取締役が、育休取得の感想を綴っています。


育休と書かれた付箋がカレンダーに貼られています。

復帰直前の感想として、育児には短すぎて、業務へのスムーズな復帰には長いと感じました。

育児は日々刻々と優先緊急対応が登場&変化するプロジェクト。最近は離乳食や運動エネルギー発散へ
の奮闘をしてますが、例えばある一日は、前歯が生えてつかみ食べの欲求が強くなったので応えるメニューにし、散らかした食べ物を片付け、オムツを変えて服を着替えさせ、洗い物もほどほどに子育て支援センターに早足で連れていき運動させて昼寝させ間食与えオムツかえ(夜まで続く)。様子を見ながら夫婦で相談し、内容をどんどん組み替えていきます。

育休終了は、まだまだ続けたいし、対応が必要だぞというプロジェクトから途中離脱するような感覚です。業務復帰に長過ぎるというのは、生活サイクルが完全に業務と切り離されるので、再調整が必要だという点。3ヶ月でほぼ業務の連絡も減ってきます。その頃には「旦那は、奥さんのサポート」というスタンスは霧散し、育児に専念した、音も光も振動も抑制するライフスタイルに収斂していきます。元の生活スタイルに戻るために、振り幅がずいぶん大きくなったなあというところ。

日常的な脱属人化のために

私が取得した育児休暇は、国の法律に基づいた育児休業制度に基づいて、EXJの就業規則に記載された
ものです。出産・育児のために経験者が離職して、引き継ぎ・採用の負荷を負うよりも、復帰してもらえる方が良い。現実的なコスト、心理的安全の両面にメリットがあると整備されました。

男性の育休取得のメリットはどうか。取得率の高い諸外国では会社組織に良い影響があるというデータがあります。従業員のQOLが向上し会社へのロイヤリティが高まる、業務棚卸しが促進され、業務の属人性が排され、生産性が向上する、など。ただし、一年という育休期間は諸外国と比べると異例の長さで、男性側の長期育休取得が会社に与える影響についてはまだあまりデータがないんだそうです。

実際、自分が離れる側になって、皆さんに追加の業務負荷を担ってもらって申し訳ないな(&感謝)も感じてきました。改めてありがとうございます。

今後の個人努力で業務を頑張る!も大事ですが、私の育休に限らず、誰もが様々な理由で離脱があり得ます。

影響の組織波及の軽減には

①個人・チームで業務の棚卸しと平準化を日常的に行う

②分散して引き継げる相手を増やす(チーム化や増員)
 その下地としてドキュメント化や有効なコミュニケーション機会創出(&不要な会議削減で時間捻出)

が、必要だろうと感じました。

最終的に、チーム効率化・柔軟性向上が利益額を増やせば、さらに教育充実や増員、全員のQOL向上制
度にも還元。事業を継続して多くのプロジェクトを世に出すことにもなり、会社理念であるビジネスを通じた多文化共生社会への貢献も可能になります。頑張ろう!頑張ります。