こんにちは、japan-guide.com繁体字版、台湾出身のライター陳です。現在はフリーアドレス制度・テレワーク制度を利用し、母国の台湾に一時滞在中。帰国時に体験した、台湾でのコロナ対策及びホテル隔離生活の所感などをレポートします。

台湾でのコロナ対策とホテル隔離生活の所感

台湾への入国制限

2021年7月末現在、台湾パスポート所持の自国の人、台湾の居留証(在留資格)を持っている外国人のみが入国できます。当分の間、台湾中央流行疫情指揮センター(CECC)が、緊急または人道上の配慮など特別な許可を除き、台湾の有効な居留証を持っていない外国人の入国を停止しています。また、台湾外交部は各種査証申請の受理を一時的に停止しています。

変異株に対する水際対策

2021年7月中旬以降、一日当たりの全国感染者は10~30人に抑えていますが、コロナ変異株(主にデルタ株)に対する対策が行われており、ワクチン接種の有無にもかかわらず、海外からの入国者に対しての対策を強化しています。

・重点高リスクの7か国に滞在歴がある方:政府指定の集中検疫所に入所(公費負担)
・他の国と地域(日本を含む):隔離ホテルで15日間の隔離(自費負担)、自宅での隔離を禁止中

台湾へ入国までの流れ

・飛行機の搭乗前に72時間以内のPCR陰性証明書を提出(自費)
・航空機の搭乗手続き前にパソコン、携帯を使って入国検疫システムのシートを記入
・台湾の空港で抗原検査を実施(公費)
・SIMカード、入国検疫システムシート記入のチェック
・防疫タクシーで指定の隔離ホテル、検疫所へ移動(自費+部分補助)
・隔離10日~12日目:ホテルで抗原検査キットを使用(公費)
・隔離13日目:PCR検査のため、防疫タクシーを乗って一時外出(交通費は自費、PCR検査公費)
・隔離15日目:すべてをクリアしたら自宅へ

隔離中の体調チェック

毎朝、中央CECCからショートメッセージが届くので、それを応じて自分の体調状況を数字で返事します。また、地方政府の担当者から電話かメッセージも届くので、朝の携帯には要注意です。連絡に応じていなかった場合や、携帯による位置情報追跡で隔離場所から離れていた場合、警察が隔離ホテルに訪問する可能性があります。

隔離ホテルの相場

地方政府によるリストから選択したり、WEBサイトで予約するなど、事前に予約することがほとんどです。予約がない場合はスタッフによるサポートも行われます。ホテルの場所にもよりますが、台北市内と周辺でしたら、一泊(3食付き)が2,000~4,500台湾ドル(約8,000~18,000円)が一般的です。なお、政府のコロナ関連対策によると、隔離終了後、ネットで申請を行い、条件を満たしたら一泊約4,000円(合計14泊)程度の補助金が口座に振り込まれます(2021年7月末現在)

隔離生活について

自分の部屋から出ることができないので、スタッフが朝食、昼食、夕食を部屋のドア前に置くこととなります。ゴミがあったらドアの前のゴミ箱に置けば回収されます。何か要望があったら、内線電話でフロントに伝えればOKです。

街中の対策

コンビニ、スーパー、飲食店、市場などの場所を利用する際や、職場の入退室時などに、検温と消毒の他に、スマホでQR-codeをスキャンし、場所コード付きのショートメッセージを送る(無料)対策が行われています。携帯を持ってなければ手書きのメモで名前、入店時間と連絡先を記入することも。これらは濃厚接触者などが発生する際に、データによる追跡ができるようにするための対策です。

公共交通機関の運行状況

通常通りに運行しています。一部の地下鉄、電車、高鐵(高速鉄道)とバスが減便して運行しています。また、感染対策のため高鐵へ乗車する際に水以外の飲食が一時禁止となりました。


ホテル隔離生活の所感

自費で滞在することになるので、台湾の隔離ホテルの選択はとても重要です。個人的な意見ですが、選択ポイントを記載します。

  1. デリバリー、宅急便の受け渡し
    ホテルによって、デリバリーなどが一時停止、または限られた時間しか受け渡しができない場所があるので、ホテル予約の際に要確認です。ホテル暮らしのポイントは「食べること」なので、できれば、受け渡しOKのホテルを選ぶのがストレスにならないと思います。
  1. 窓開け
    部屋に窓があっても開けられない可能性もあるので、予約の際に要確認です。個人差がありますが、隔離中に外の音が一切聞こえなかったら、閉塞感を覚えます。
  1. 提供される食事の質
    基本的に三食付きですが、ホテルによって食事の差が出ます。公開されている情報が限られているので、ホテルに問い合わせの際に確認して要望を伝えるか、SNSでの関連サークルによる口コミをチェックします。
  1. 床の材質
    同じ部屋に泊まり続けるので、簡単に掃除できるフローリングがおすすめです。
  1. バスタブの有無
    シャワー室しか設置していないホテルもあるので、気になる人は要確認です。時間潰しのため、バスタブがあったら良いかと思います。

2,500元レベルの程度のホテル食事です。

4,300元レベルのホテルの朝食です。健康的に見えます。


隔離ホテルでの過ごし方

平日はテレワークのため時間の経つのが早かったですが、週末になると、長~い一日を過ごさなければならないので、色々なものを持ち込みました。

日本で買った粘土をスーツケースに持ち込んで、ホテルで陶芸をやって、食器をいくつか作りました。隔離解除後、外に出たら素焼きに出す予定です。

自分の水出しボトルでお茶を用意、電子書籍リーダーで読書、日本から持ち込んだ靴クリーニング剤を使って色んなものを洗うのがいいですね!

デリバリーでかき氷を注文できたのは、15日間のホテル生活の中で一番嬉しいことです。白いトッピングはオオムギです。

滞在したホテル提供の食事に湯麺(あっさりスープがある麵料理)がなく、弁当しかなかったので飽きてしまいました。二週目に入ってからは、デリバリーで毎日ワンタンスープと湯麺を食べ続けました。

友人から8品種の台湾マンゴー宝石箱を頂いたので、マンゴーを切ることも練習できました。


余談

今回はスターラックス・エアラインズ(星宇航空)という台湾の新しい航空会社のフライトに乗りました。機体はA321NEOで、機内空間自体は普通の広さですが、新しく感じられます。また、機内食も美味しかったです。

就航は2020年の1月なので、直後にコロナの影響を受けましたが、その中でも徐々に路線を拡大し、現在はアジア複数の都市、日本は関西空港と成田空港の運行しています。

15日間のホテル隔離生活は初めてでした。とても貴重なことですが、一度の体験で十分だと思います。


インターン出身国におけるアフターコロナ 台湾編も掲載していますので、是非こちらも併せてご覧ください。