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台湾のお正月シリーズ:「台湾ランタンフェスティバル(燈會)」

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F. Izumi

こんにちは、泉です。

春節もいよいよ終盤となりました。
2017年2月11日(土)は、旧暦の正月15日(元宵節)。日本の小正月にあたるこの日は台湾各地で「ランタンフェスティバル(燈會)」が行われます。
全国規模の台湾ランタンフェスティバル(※)は、毎年開催地を変え各地で行われ、ド迫力のランタンオブジェと幻想的な電飾が楽しめて、まさに豪華絢爛!世界からも注目を集める、台湾を代表するお祭りの1つです。

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豆知識:
・アメリカのディスカバリーチャンネルで世界の祭典ベスト10に選ばれています。
・2017年の会場は、雲林県(台湾中部に位置する)で2017年2月11日~19日まで行われます。
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さて、このお祭りですが、もともと台北北部の「平溪天燈(スカイランタン)節」(※)が起源と言われています。
大きなランタンに願いを書いて空に飛ばします。何千、何万ものランタンが夜空に舞い上がる幻想的な光景は、言葉には表せないほど美しく、感動的です。現在では平渓地域全体で、1年を通してランタン飛ばしを体験する事もできます。実は、私も年末にこのランタン飛ばし行ってきました!その様子をご紹介いたします。

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豆知識:
・平渓は台湾北部の土地名。台北市内から列車で1時間ほどの場所にあります。中でも特に有名なのは「十份」で、とてもノスタルジックで、それはどこか昭和の雰囲気を漂わせています。
・ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の「スカイランタン」のモデルにもなったといわれています。
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十份老街は十份の商店街です。飲食店、工芸品店などが並んでいます。

燈會2
中でも多く並んでいるのがランタン屋です。ここでランタンを購入します。

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ランタンの色の意味:
赤色-健康運|黄色-金運|藍色-事業運|紫色-学業運|白色ー明光運|
橙色-愛情運|緑色-順調運|桃色-人気運|さくら色-幸福運|

ランタンには筆で願い事を書きます。ランタンの色によって叶う願いが変わりますので、自分に合ったランタンを購入します。たくさん願い事がある人用にも、ちゃんと準備されていて、ランタン1つに4色まで色を付けることができます。価格は、単色150元、4色ランタンは200元。

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4面あるランタンの全ての面に幾つも願い事が書けるので、私たちは4人で一面ずつ書きました。一面の面積も非常に大きいので、十分書けます。願いを書く姿はみんな真剣そのもの。

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ランタンの底辺に、燃料をとりつけ、ライターで火をつけます。
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十份老街は線路(平渓線)を挟むように店が連なっていて、線路と店の隙間は1メートルもありません。ランタンを飛ばす際には電車が来ないタイミングで線路まで出てランタンを飛ばします。
かなりスリリング!!危険との隣り合わせの緊張感がある中で、ランタンを上げるのはなんともドキドキするものです!
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空にランタンを放します。空に飛ばす瞬間の、誰もが童心に返る様子は、見ていてなんとも微笑ましいものです。実際は、一番張り切っているのが自分のようでした笑
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皆の願いが、どうか無事に天まで届きます様に!!
 
 
ちょうどこの時期、長崎でもランタンフェスティバルが行われています。
ジャパンガイドでもその様子をレポートで取り上げています!こちらも是非どうぞご覧くださいね。