お問い合わせ

世界の検索エンジン事情、各国別。(主にヨーロッパ)

制作・開発
profile

R. Takeuchi

※2020年10月追記(globalstatsで調べたサーチエンジンシェアを追記)

多言語のネットマーケティング企業であるWeb Certainが
各国の検索エンジン・PPC広告事情のレポートを出しました。

だいたいクライアントとの会話では、
「ターゲットは東欧とか、南米とか、、、」といった感じで、
ざっくりと地域を示されるケースも多いですが
やはり国によって状況は違います。

ざっくりとだけ特徴を紹介すると...

★googleがシェア80%以上占める国

・ブルガリア
googleが圧倒的ですね。

※2020.10  googleシェアは97-98%

・デンマーク
→バルビさんお気に入り?のJubii.dkは2位だがシェア7%
 デンマークのgoogle

※2020.10 googleシェアは95-96% 

・イスラエル
walla.co.ilと言うサイトが11%で2位だが、やはりgoogleが圧倒的。

※2020.10 google が97-98%

・イタリア
googleが80%
 本題とは関係ないですが、
 この国ではブロードバンドユーザー50万人以下で
 DSL接続800万人、ダイヤルアップは400万人らしいです。

※2020.10 googleが96-97%

・ポルトガル
google90%
 2位のSapoはよりエンターテイメント性のあるポータルサイトでシェア7%。
 カエルのキャラが愉快ですね。

※2020.10 googleが96-97%

・オランダ
google94%。

※2020.10 googleが94-95%

・イギリス
Google82%

※2020.10 googleが92-93% bingが5%弱

★googleと他の検索エンジンが競っているところ

・スペイン
googleが47.7%でトップではあります。エスムイグランデ!
 が、2位のYahooも17.4%ですので、結構な位置を占めています。

※2020.10 今やgoogleが95-96%!

・アイスランド
Googleが51%。2位のLeitが42%だから2大サイトは拮抗しています。
 ただし、PPC広告はgoogle95%で一人勝ち。

※2020.10 googleが95-96%。googleが勝利。

・スロバキア
→検索エンジンシェアではGoogleは75.6%で、圧倒的優位。
 だが、PPC広告では、ETARGETというサイトがトップで55%。
 googleは40%で後を追うかたちとなっています。

※2020.10 googleが97-98%。ということは広告ネットワークもgoogleが支配的になっているのでは、と推察されます。

・ウクライナ
→オレンジ革命の影響??面白い状況です。
 Googleが51.3%、Yandexが31.5%、Ramblerが8.7%であり、
 PPC広告だと、Google69.8%、Yandex15.1%ということで、
 親ロシアのサイトより現状はgoogleが上を行ってます。
 政治的な問題は関係ないのかも知れませんが、
 今後Yandexなどロシア勢がどうなるか、楽しみです。

※2020.10 googleが94-95%。yandexは3-4%(yandexは英語版よりロシア語版の方がアクセスされている)。ホントにここまで大差が出ている?

★google以外がシェアを握っている国 ※2020.10 現在はgoogleがほぼ勝利

・ロシア
Yandexが47.5%。googleが25.1%で、Ramblerの14.8%を抜いて2位に浮上!
 依然、Yandexの優位は変わらないが、googleの伸びは驚異的ですね。

※2020.10 google58%, Yandex(RU)は39%。かなり以前にシェアは逆転している。

・チェコ
→ロゴが微妙にシブいSeznamというサイトがシェア62.53%
 googleは24.75%

※2020.10 google 84% seznamは11%

・エストニア
Netiというサイトがシェア75%。Googleは20%
 しかも、PPC広告シェアではGoogleはさらに弱い。
 Neti75%、DELFI30%、Google12%

※2020.10 googleが96%

・中国
→ご存じのとおり、百度(baidu)!

※2020.10 こちらは引き続きbaidu! こちらが74-75%と言われています

・韓国
→ご存じ、NAVER

※2020.10 googleは76%。naverは引き続きトラフィックがありますが、検索シェアについてはgoogleが大きくなりました。これはAndroidスマホ普及も大きな要因です。

ということで、
北欧・西欧はほとんどgoogleが寡占状態ですね。
東欧の旧共産主義圏、アジア、人口の少ない国などは
ローカルの検索エンジンが強いというケースが多いです。

※2020.10 googleの寡占は進展していますね。一方で、検索以前のレイヤーにおいて、ユーザーの可処分時間を、動画やSNSアプリなどと奪い合うという事態が何年も前から発生しています。