花観光・国花
多文化情報花観光とは?
日本国内は段々と暖かくなってきました。
春の訪れとともに花が咲いて、japan-guide.comでも毎年恒例の桜シーズンレポートの後、
あしかがフラワーパークのレポートも投稿しています:
Wisteria blossoms in Ashikaga Flower Park(japan-guide.comあしかがフラワーパーク記事)
インバウンド分野では以下の疑問がよく浮かび上がります:
- 「花を見るためにわざわざ航空券・宿泊を予約して海外に行くかな」
- 「花を見て喜ぶ人なんてそんな多くはないだろう」
確かに「Flower Tourism 花観光」とういう言葉自体まだ知名度低いですね。
しかし、他国と異なって、日本は花観光面で実はかなり有利であります。
理由は以下の通り:
日本=桜 桜=日本
日本のことをあまり知らない外国の方でも、「日本と言えば?」の質問に対する答えは、
Ninja Samurai Sushiと並ぶぐらいSakuraと日本の連携性が高いです。
これほど国と一種の花の高連携性現象は、おそらくオランダ=チューリップ以外あまりないでしょう。
(パリは花の都ですが、特定一種の花ではない)
「花見」もよく海外の旅雑誌・番組で
「毎年春になると全国民が公園に行って、桜の美しさを一緒に満喫する」、
世界的に珍しい習慣田と紹介されています。
インスタ映え
スマホ時代だからこそ花観光スポットとしてチャンスだと思います。
花観光スポットに行って(家族や友達のお付き合いで渋々行く場合でも)、
写真を一枚も撮らない人はあまりいないでしょう。
花畑以上フォトジェニックな観光スポットは少ないと言っても過言ではありません。
そして撮った写真をシェアされると自動的に口コミ効果になって、一石二鳥。
桜の時期にインドネシア人の友達を浜離宮恩賜庭園に案内した経験がありました。
いちいち止まって写真を撮るため、所用時間は一時間くらいかと思いきや、
結局3時間ぐらいかかりました。東南アジアの若い世代にはヒット間違いないです。
国花とは?
番外編ですが、クイズ番組にもよく出題されている、
桜は日本の法定の国花ではなく、そもそも日本には法定の国花はありません。
チューリップも実はオランダ法定の国花ではありません。
なのに、両国の花は圧倒的に知名度が高く、海外から見に行く観光客もたくさんいます。
インドネシアの場合、国花は3つもあります:
- 国民の花:メラティ(ジャスミンの白い一種)
- 魅惑の花:コチョウラン
- 珍奇の花:ラフレシア
しかし「日本は国鳥があるのに国花がない」とういうネタが無くなるため、
逆に国花を指定しないほうがいいかもしれません。
「どうせ桜だけですよね」は違います
もう1つ日本の特徴として、実は比較的花畑の数が多いのです。
そしてほとんどの花畑はメンテナンス・設備が良く、デザイン性も高いです。
盆栽 bonsai 生け花 ikebana も英語になるぐらい知名度があり、
桜以外の花でもチャンスが十分あると思います。
Googleバナー広告でひたち海浜公園ネモフィラの写真を使ったことがあり、
結果を見ると富士山バナーのクリック数とクリック率超えたぐらい人気でした。
海外にもっと花観光をプロモーションしてもよいのではないかと思います。