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「ムスリム向けのweb情報発信の現状・取り組むべき対策」セミナーご紹介

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T. Fukushima

ムスリムインバウンドEXPO「ムスリム向けファッションショー」

うだるような暑さの中、大阪の堺にてムスリムインバウンドEXPO in 大阪2017が7月12日、13日に開催されました。

ムスリムインバウンドexpo
弊社のローカライゼーションチームのコンサルタントであるデキが、このEXPOにて7月12日にセミナー講師をつとめました。

関西ムスリムインバウンド推進協議会メンバーの株式会社ジェイリンクス金馬様より今回のお話をいただいたのが、先月の6月。セミナーまでは時間があまりなく、資料作成、社内リハーサルなどを行っていると、あっという間にセミナー当日を迎えました。

deky「真っ暗でデキが見にくいです。すいません。」

セミナーのテーマ

「ムスリム向けの web情報発信の現状・取り組むべき対策

~ジャパンガイドデータ分析&ハラルカード~」

セミナー内容を箇条書きで一部ご紹介。

  • LCCの就航、ビザの緩和により東南アジア圏からインバウンド観光客は増加傾向
  • アラブ首長国連邦(UAE)7月1日よりビザの免除
  • ジャパンガイドのアクセス伸び率では、インドネシア、マレーシアなどを筆頭に東南アジア諸国の伸び率が驚異的な数字
  • ジャパンガイドの国別PVランキングで、マレーシアは1位に大阪府、インドネシアは2位に藤子不二雄ミュージアムがランクイン
  • 物販に関しては、多言語表記をしていくことで原材料が把握しやすくなり、従来機会損失していた商品でも、ムスリムに手にとってもらう可能性が拡がる

ジャパンガイドから得ることのできるデータ分析を中心にし、4月からスタートした実証実験中のハラル・アレルギーカードの紹介などを行いました。

haralカード「Halal Card -ハラルカード」

少し緊張気味のデキでしたが、セミナーがスタートすると、日本語でスムーズにすすめ無事にセミナーを終えることができました。

ムスリムマーケット

ムスリム人口は世界を見ると16億人以上といわれており、世界最大のムスリム人口を有するのがインドネシア。また、世界のムスリムの半数以上はアジアに暮らしているといわれています。

日本のインバウンド業界にとって、ムスリムマーケットの価値は高いものの、一方でハードルも高いと考えてしまいがちです。

しかし、ムスリムといえども千差万別。イスラムの教えを厳しく守っている方もいれば、旅先での食事に関してはノンポーク、ノンアルコールだけを守っているという方もいらっしゃるそうです。

現在では、国内でも少しずつムスリム対応をされてきている企業が増えはじめ、Halal対応弁当の提供やHalal認証をとっている食品を日本で購入することも出来るようになってきました。

ume「ムスリムインバウンドEXPOに出展されていたCHOYAのUme Soda」

現在、情報発信が少ないため、どこにムスリム対応しているホテルや飲食店、食品、お土産があるのかわからないといった課題があるものの、逆に考えると今からでも情報発信を積極的に行っていくことで、まだまだ新たなビジネスチャンスをつかむことができるマーケットがムスリム向けのマーケットなのかもしれません。