2019年の観光庁「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」において姫路城の英語解説文制作を担当させていただきました。

協議会窓口を担当くださった、姫路城管理事務所様に本事業に関する感想をお伺いしました。


姫路城にある石垣の前に4人の男性が立っていて、石垣の説明を受けている写真です。
Q1:本事業に参画した理由を教えてください。

大天守の平成の大修理以降、外国人観光客が増加傾向にあり、外国人観光客のニーズに応じた解説等が必要と考えたため。

Q2:媒体化例と、解説文納品後~媒体化の簡単な流れを教えてください。

城内にある既存の解説版の一部と入城者へ配布する既存パンフレットを令和元年度の本事業の対象とした。令和2年度は、お城の周辺にある既存解説版の一部を本事業の対象とした。令和元年度の解説文納品後、令和2年度に媒体化を実施した。令和2年度の解説文納品分については、令和3年度に媒体化予定。

解説版については、既存解説版の英文の置換及び一部の解説版にQRコードを付け、中国語(簡体・繁体)、韓国語、フランス語の解説を追加し、令和3年3月から公開中。

パンフレットについては、本事業に伴う媒体化に併せてパンフレットの大幅な見直しを行い、標準見学ルートの設定やパンフレットにQRコードを付け、解説の追加や映像を見られるようにした。中国語(簡体・繁体)、韓国語、フランス語のパンフレットも同様に見直し、令和3年3月から配布している。

Q3:本事業に参画する以前、外国語の解説文はどのように作成していましたか?

日本語の解説文を作成し、それを外国語に訳していた。

Q4:以前の解説文作成方法と本事業での作成方法を比較して、大きな違いや難しさを感じた点はどのような点でしたか?

日本の歴史を学んでいる日本人とそうでない外国人では、解説の前提となる知識や興味等が異なることを認識して解説文を作成するかどうかが大きな違いと思いました。ただ、そのためには、英文作成者に解説の意図や背景などを説明する必要があり、時間と経費がかかる難しさがある。

Q5:また本事業を通しての感想について教えてください。

ネイティブのライターが熟考して作成した解説文は英語圏の方にはいいものになるが、人選、経費等の面から、なかなか自前で実施しにくい。

Q6:新型コロナウィルスの影響により、新たな解説文が訪日観光客の目に触れる機会はまだあまり多くないかと思いますが、関係者から何か反応はありましたか?

まだ公開や配布を始めて、1か月足らずで、訪れる外国人も少数で日本在住の方なので、反応は特に、ありません。ただ、スタッフからは良くなったと聞いています。


ご協力ありがとうございました。