ネイティブコンサルティングとは? 外国人視点を活かす新しいアプローチ
弊社エクスポートジャパンが日常的に使用するキーワードとして、「ネイティブコンサルティング」や「ネイティブ・外国人目線」があります。その本質や特徴とはどういうものなのでしょうか?
K. Wozniak
2025年09月03日
最近、各所の自治体を訪問させていただいたり、地域のインバウンド勉強会に参加させていただく機会が増えております。
やはり各地ごとに課題や戦略は様々なのですが、情報発信やコンセプトという面で「もったいない」と感じるような事もあります。それはかなり基本的な事とも言えるのですが、つらつらと所感を記してみます。
まず前提として、各地域には、驚くほどの多様な魅力があります。
その一方で、旅行客はよほどでない限り、その全てを進んで経験はしてくれません。
例えば私が、フランスで知ってるのはパリとその郊外のヴェルサイユだけ。そのパリもいわゆる有名観光地以外には知見がありません。
滞在日数が限られており、優先順位というものがあったからです。それは、”とりあえず有名どころの中から、興味がある場所を周る”という基準に即して決定していました。
他の地域を巡ろうという優先順位の向上は、何があれば発生したのか?
全く誰からも相談いただいた事はありませんが、
私の地元、神戸のポートアイランドを例にして少し考えてみます。
※この例は、「ポートアイランドに外部から観光客を誘致する必要がある」という前提で記載しています。
参考:ポートアイランド http://www.portisland.net/index.html
地元民からすると、ポートアイランドには多くの魅力があります。
さて、これでも魅力のほんの一部ですが、こうした魅力の数々は外部の人にはほとんど知られていないかと思います。
■神戸市内の人から聞くイメージ傾向
■大阪の人から聞くイメージ傾向
なにせ、情報に接する機会も少なく、用事もだいたい大阪内で済むでしょうから無理もありません。さらに京阪神外の人ともなると、そもそも「ポートアイランド」という名前を知りません。かろうじて、35歳以上の方が、「神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア’81)」を知ってるかも知れない、といった程度。
※追加
今から10年前、平成15年度のイメージ調査では、仙台や福岡といった都市で「神戸といえばポートアイランド」というイメージが高かった模様。意外とも思いましたが、行ってみたい観光地としては他の候補地域よりもポイントが低いため、これは神戸に関する情報が当該地でアップデートされていなかった事が原因ではないかと想像されます。
もし、東京に住む同年代の友人から「今度、夫婦(子供無)で京都旅行に行くんだけど、1日だけ神戸を案内してくれよ。うちの奥さん、初めてなんだ。」と依頼されたら、おそらく神戸の主要観光地を提案して、ポートアイランドには連れていかないでしょう。
ただし、時間とアクセス手段が許せば、夜のポートアイランドには連れて行くかも知れません。
神戸百万ドルの夜景と言うように、山から見下ろす夜景は神戸のウリですが、ポートアイランドは神戸の街と海で隔てられていて、逆に海側から夜の街を見ると、煌々とした街の灯りが海の波に照らされ、とても幻想的なのです。
ついでに時期によっては、海の夜光虫が光るのも見れるかも知れません。
『神戸の夜景を、最もロマンチックに楽しめる場所』
とでも添えて案内をすると、「”地元ならでは”の場所に連れていってもらって、”いわゆる神戸”を堪能した」と満足度を高めることができる!・・・かも知れません。(「最も」という表現は、実際はちょっとやり過ぎですが)
もちろん、これは一つの切り口の例です。
滞在時間やニーズに応じて、案内できる場所も変わるでしょう。
相手が最初からポートアイランドを案内しろと言えば話は別ですが、関西や神戸という単位で選んでやって来る人は、おそらく「あれもこれも」と挙げた最初の「ポートアイランドの魅力リスト」は読んでくれないでしょう。
(居住候補地を探している人以外は。そう、ポーアイは暮らしやすいけれど、その理由の一つでもある絶妙なアクセスの隔絶感が観光においては課題なのですよね)
今回は、色々と良さがあるけれど外部には知られておらず、かつ、地元民もおそらく地元を案内しない、というちょっとネガティブな話を書きました。何か解決策はあるのでしょうか・・・次回、もう少し深堀りしてみます。
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