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2026自主活動休暇|奈良の五條新町をひとり旅

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T. Fukushima

こんにちは、福島です。自主活動休暇を使って、ひとり旅をしてきましたので、その様子を綴っていきます。私は、以前から社内でも表明しているのですが、「重要伝統的建造物群保存地区(以下、重伝建)」が大好物です。

過去の重伝建地区絡みのブログ

九絵(クエ)の町日高町と醤油の町湯浅町 in和歌山県
飛騨高山の町家の特徴

全国で登録されている重要伝統的建造物保存地区

現在、重伝建地区は全国で129地区が文化庁によって登録されています。大阪は1か所(富田林市寺内町)しか重伝建地区がありません。大阪にはネオンと芸人はあふれていますが、重伝建地区が1地区しかないとは、重伝建地区好きの大阪人として少し悲しいです。

※ 重伝建リストはこちら

奈良県橿原市にある今井町の画像で、町家が両側にならんでいます。

こちらは橿原市今井町の街並み

私が推している奈良の場合、3か所(橿原市今井町、五條市五條新町、宇陀市松山)、和歌山は1か所が(醤油で有名な湯浅町湯浅)登録されています。

今回、自主活動休暇を利用して、奈良の五條新町をひとり旅で訪問してきました。その様子をお伝えしたいと思います。

「そもそも重伝建地区とは何ですかね?」

という質問がないとも限らないので、基礎知識としてお伝えします。

重要伝統的建造物群保存地区なので、短い文節で区切っていくと簡単です。「重要な伝統的な建造物群が保存されている地区」です。自治体などが歴史的な街並みなどを国に申請し、文化庁などが日本として歴史的な集落や街並みを保存していくために指定した地区を指します。

選定されるとエリア内にある建物の修繕や改修費は、申請をすると補助金などがでたりします。これは、別の角度から言うと、歴史的な街並みを残すためには、外観に関しては、例えば壁の色は白っぽいもの、屋根は瓦を使ったり、格子戸をつけたり、高さ制限があったりといった、エリア内の指定に従うことが必要ですよ!っということを意味します。そのため、重伝建地区の建物は、好き勝手な改修などはできないこと多いです。ルールに従って、住民が改修保全をすることで、古い街並みを現代にも残すことができると言えます。

奈良県にある五條新町をめぐる

それでは、訪問先の五條新町について綴っていきます。五條新町の最寄り駅は、五条駅。大阪駅からだと、およそ1時間半くらいでしょうか。

JRの五条駅の看板です。

今回は薪ストーブのある一棟貸しのお宿が「おひとり旅」を受け付けている月一回のゲストデイにあわせて、そこに宿をとりました。

宿のリビングの画像です。手前に薪ストーブ、奥にソファがあります。
和室のベッドルームで、2つのベッドがならんでいます。

お一人さまの宿利用 どんな人たちが集まったのか?

薪ストーブの写真。火がついています。

Threadで見つけた、薪ストーブの写真がなんとも居心地が良さそうな余韻という名前の一棟貸しのお宿です。一棟貸しのお宿が増えてきましたが、人数が集まらないと割高になるんで、ふらっと泊まることができないこともしばしば。でも、このお宿のように全然知らない人達が集まって、イベント的に宿泊できるような取り組みは、新しい旅のスタイルとして面白いなと感じました。いったいどんな人が来るのだろうという興味も今回の旅のきっかけとなりました。(ミステリーツアーのような感覚でしょうか。)おそらく、こういった取り組みで大事なのは宿主(ホスト)がゲストのある程度フィルタリングをおこなうステップが必要な点かもしれないですね。

ゲストとしては、安全性の問題や気の合わない人と泊まらないといけないなどリスクは確かにありますが、今回に関して言えば蓋をあけてみれば感性の似ている人たちが集まっていました。参加者は女性4名。岐阜から1名、東京から1名、奈良から1名、そして大阪から私でした。東京と奈良から参加の方は私と共通の知人がいたという、なんとも不思議な縁も。

各地から集まったメンバーで、今やっていることや、将来やりたいこと、パートナーとの付き合い方や結婚のことなど、まるで以前から知り合いのように、ソファに座ってくつろぎながら、話に花を咲かせる夜でした。

薪ストーブから聞こえる木がはぜる音やレコードから流れる音楽などが参加者の緊張をほぐすいいツールになっていたのかもしれません。(レコードを久しぶりに聞きました。とってもよかった。)私よりもお二方は先輩だったのですが、旅好きで人当たりがよく、こういう大人の女性になれるといいなと感じました。

翌日は朝ごはんを、別の宿が経営しているカフェでいただきました。奈良の朝食の定番、茶粥がでてきました。朝食担当のお母さんがとっても素敵な方で、また絶対遊びにいこうと思わせる魅力がありました。小さなお店やお宿の魅力はオーナーとの距離が近いこと、そして地元の人との交流ができることかもしれません。

朝食後には街あるきに。古い町家をリノベーションした、無人販売所がありました。卵を使ったエッグタルトやプリンなどのスイーツが販売されていました。「餅商一ツ橋」の看板がいい味を出しています。休憩所兼無人販売所なので、街歩きに疲れた方などが利用するのにちょうどいいですね。

まちなみ伝承館は無料で見学が可能。昔懐かしい展示物などがあり、ゆっくり見学するのがおすすめです。細い路地に入ると、白い壁と黒い杉板のコントラストが良い雰囲気です。古い街並みが好きな私にはたまらない景色です。

五條新町に滞在して

重伝建地区好きの私として五條新町エリアはどうだったのか。細い路地の写真のような焼杉の感じとかは、すごく好みです。(ちなみに、焼杉は黒くてオシャレとかではなく、表面を焼くことで炭化させ防虫や防水、防腐などの効果を高める役割をしています。)

平日の滞在だったので、重伝建地区と言えども、土日祝しかやっていないお店が多くて、平日にいくとお店が閉まっているという感じでした。観光客が来ないとお店を営業できない、でも営業しないと人はこないという状況は多くの地区が抱える悩みかもしれません。

お宿さつきの正面玄関。暖簾がかかっていて、素敵な和の雰囲気です。

宿の数が多くない五條新町エリア内ですが、あらたに宿をオープンされるというお話を地元の方から伺いました。現在すでにお宿を経営されていますが、新たに空き家を再生して宿にする予定とのことでした。

海外のお客さんについて尋ねると、海外からもお客様がちょこちょこ来られているようです。春の桜の時期は吉野が混むので、五条にステイして吉野にお花見に行く方が多くいらっしゃるとのことでした。

色々な重伝建地区を訪れていますが、ほどよい観光客の入りと日常の生活がバランスよく取れている所は多くないなというのが、私の印象です。重伝建地区に登録されたからと言って住民が観光客にたくさん来てほしいとみなが思っているわけでもありません。観光を推し進めすぎると生活をしている方々にとってはネガティブになるリスクもあります。どのような方々に訪れてもらいたい場所にしていくのか、各地で試行錯誤しているのかもしれません。

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