中国のブラウザのシェアー順は
- IE6:78%
- 傲遊(Maxthon):10%
- IE7:7%
- 騰迅(TT):4%
- FIREFOX:1%
になっています。逆順で見ていきましょう。
火狐(FIREFOX)
Mozillaは2007年初に正式に中国の市場に参入してから、シェアーはまだ1%未満です。FIREFOXは中国で広がらない理由は、中国のwebコンテンツのコードは標準に準じていないからです。中国語のコンテンツを閲覧時にFIREFOXはいろんな不具合が生じるのです。一例を挙げると、中国最大のネット銀行サービスICBC(中国工商銀行)。FIREFOXと比べてその他のシェアの高いブラウザはどちらでもIEまたIEをベースに開発したものです。
騰迅(TT)
中国最大のIMソフト(OICQ)会社騰迅の付随サービスです。IEをベースに開発したもので、一人一アカウント(OICQ)を持つという普及率から言うと、TTの4%の市場シェアはおかしくないものです。
傲遊(Maxthon)
北京の同名企業がIEをベースに開発したもので、10%のシェアは中国では異例の成功です。成功の理由の一つはウェブプロキシを利用して、政府のネット規制を回避できる機能が揃えているからです。
IE7、IE6
IE7はVISTAの普及により、確実にシェアを伸ばしています。VISTA海賊版の広がりは意外にIE7の助け舟になるかもしれません。