4月19日話題のLCC航空の前方2列目の席に搭乗していました。
その飛行機のABC席側からコックピットのドアのところまで仕切りが透明のボードなので、キャビンアテンダントの様子が良く見えます。
午後4時28分離陸し、機長から某空港到着予定午後5時20分と順調に飛行が進み、キャビンアテンダントが一部を30%引きで販売するとのアナウンスとともに機内販売を始め、何を購入しようかと迷っていたところ、突然機長から「チーフパーサーの◎◎さん、至急コックピットに来てください」とのアナウンスが流れ、機内販売が私の横で中止になりチーフパーサーがコックピットに入りました。
私は百回以上飛行機に乗っていますがこんなことは初めてです。
チーフパーサーは5分以上コックピットから出てきませんでした。その間機はまだ白い雲の中です。
通常なら高度8,500m付近を飛行しているはずでその高度なら雲の上の青い空のはず。高度をとれない何か異常が起きていると直感しました。 それからコックピットからチーフパーサーが出てきて、キャビンアテンダントと話し始めました。
それまで、チーフパーサーの方の笑顔は心からのものでしたが、そのときは表情がひきつっていました。
そして、機長から「当機は機材に不具合が起きたので、出発空港に引き返すことになりました」との案内がありました。
乗客からは「えーそのまま某空港に行ってくれたほうが早いのに」という声があがりました。
着陸にとったコースはいつもより低高度で神戸空港の真横を通過し、まるで緊急着水に備えているかのようで、出発空港滑走路横には消防車・救急車の緊急車両が配備されているのが見え、緊張が走りました。
着陸はスムーズで午後5時26分でした。
飛行機は滑走路の一番端にとまったままで乗客は長く出られませんでした。
再度、機長より「燃料系統の異常表示で、その通報をすれば消防車等の緊急車両は自動的に配備されるようになっています。これから点検と給油をしますが、飛行機が再出発できるかどうかわかりません。」等事情説明のアナウンスがありました。
乗客が消防車を見つける前に言ってくれればより安心できたことでしょう。
外ではバスが6台止まって待機していました。
それからキャビンアテンダント間でどうやって乗客をバスに順に移動させようかの相談が始まりました。
前の座席から4列毎にバス1台に移動させると決まりました。
全員乗客をバスに移動させてから飛行機に給油が始まりました。
飛行機の給油中は乗客を機から降ろさないといけないという日本の法規制があるとのアナウンスがあれば乗客はバスに乗り換えさせられた理由に納得がいったことでしょう。
待っている間、ある乗客が「バスの次止まります」ボタンを押したらバスの運転手後ろの表示板に「飛行機次止まります」との表示がなされ、笑いを誘っていました。
給油が終わっても、計器の燃料不足の表示は解消されなかったのでしょう。
当便は欠航に決まりましたとアナウンスされました。
バスが搭乗手続きをしたロビーに戻ってから搭乗料金返金のための手続きがたくさん椅子のある会議室に客を立って長く並ばせて始まりました。年配の人も多かったので整理券を配るなりして待っている間も着席させる等改善が望まれます。
異常発生して出発空港に戻ることが決まってから乗客がロビーに到着するまでに100分以上時間がたっていたからです。
立って並んでいた間、渡されたお客様各位の文書には次のように書かれていました。
「他社便への振替、新幹線など代替交通手段への補償はございません。また旅程先のホテル・レンタカー等も補償は致しかねます。しかしながら、地上交通、宿泊代の一部として8000円を上限とし、お振込みさせていただきます。後日、領収書をお送りください」
まだまだトラブル発生時等課題の多いLCC航空ですが、早く改善されて観光推進に大きく寄与されることを望みます。