googleが中国から香港に撤退!というニュースが今朝から駆け巡っています。

google中国のサービスの現状について、弊社中国支社にて紹介しておりますので、ご覧ください。

Google中国:香港に撤退:china-webby

さて、今回のことで気づかれた方も多くいらっしゃるかと思いますが、

香港だったら検閲無し?自主検閲しなくても合法なのか?」ということです。

香港は中国ですが、制度が違います。

中国でウェブサイトを運用する時に必要になる、ICPライセンスも登録不要です。

※「日本で中国語のサイトを作成する場合もライセンスが必要なのか」と問い合わせをいただくことも有りますが、当然必要ありません。

香港を経由させるメリットは、中国の他の都市との接続が日本経由より速いことです。

中国国内からのアクセススピードは一概には言えませんが、
ホスティングサーバーの単純な設置だけで比較すると
中国内設置>香港設置>日本設置
というのが一般的な理解です。
(CDNサービスなど中国外ホスティングでも高速アクセスを実現する方法はあります)

このため、各種制度の引き締めから香港にサーバーを避難的に移動させる中国企業も多いです。
※賭博ができるブックメーカーサイトなどは以前から香港に拠点を持っていたため、大きなサッカーの試合などがある時には猛烈なアクセスが発生します。

アクセス遮断については、ホスティングサーバーを中国国内においても、国外においても、結局アクセス元が中国内である以上、人民政府にコントロール下におかれるため、発生リスクを回避できません。予め、こうした事態が発生することを考えて、アクセス遮断(あるいはサーバーダウン)時にどこに避難させるかということも考慮しておいた方が賢明です。

今回の件は大変残念な結果である一方、「中国向けネットプロモーションにおける事前調査やローカライズ(柔軟性)の重要性」を改めて認識する機会になったと考えています。

法もインフラも文化的バックボーンも違うターゲットを捉えようというのですから、丁寧な事前準備と多段的な改善フローを組み込んだロードマップを描いておく必要があるでしょう。