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世界のおもしろQRコード

アクセシブルコード
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T. Konishi

日本ではかなり前から目にするQRコード。皆さん、一度はスキャンしたことがあるのではないでしょうか?
ただ、広告手法としてはいまひとつ定着していないのが日本のQRコードの現状だと思います。

そんな中、海外では斬新な広告や、日本では見たこともないアイデアでQRコードが登場しているようです。今回はそんなおもしろQRコードをご紹介します。

img_koria【1】時期:2012年2月
国名:韓国
企業名:EMART(スーパー)

お昼時の売り上げに悩む韓国のスーパーが打ち出した「Shadow QR Code」という広告。
屋外に設置されたこの特殊な巨大QRコードは、”太陽の傾き加減”により正午から午後1時までの時間帯にだけスマートフォンで読み取りが可能になるという仕掛け。この特殊なQRコードをユーザーが読み取ると、クーポンなどのスペシャルな特典をゲットすることができるようです。
この手法により、会員数が58%増加、ランチタイムの売上げは25%アップし、マスコミにも大々的に取り上げられ大きな話題になったようです。

つづきまして・・・

img_india【2】時期:2011年12月
国名:インド
企業名:飲食店

お次はインドのクラブにて。
クラブに入場する際、腕に押されるQRコードの入場スタンプ。ただ「お得な情報を得ることができる」というシンプルなスタンプではなく、読み込む時間帯によって表示される内容が異なるという、捻りを利かせたスタンプです。

入店客の多い22時までは・・・クーポンやメニューの紹介。
22時以降は・・・ワンタッチでタクシーを呼ぶサービス。
翌朝以降は・・・二日酔いの人のためのおすすめ情報の紹介。
などなど。

ある時点でのお客様の状況を想定してピンポイントに表示。
身体に一部にQRコードがあれば、ついついスキャンしたくなりそうですね。

以上二つの例をみると、
QRコードをスキャンしてもらうには、思わず試したくなるような仕掛け作りが大切だと感じました。
また読み取って入手できる情報の鮮度も大切ですね。

さて、このQRコード日本でもいままでにない新しい形でお目にかかれることを期待します。

最後に参考として、
欧州5か国(フランス/ドイツ/イタリア/スペイン/イギリス)のQR コード利用状況について、米国 comScoreの調査結果をご紹介します。

image

この調査によると、2012年5月から7月の3か月平均で、QR コードをスキャンしたことのあるスマートフォンユーザーの数は1,740万人に上り、前年同期に比べて96%増加。同地域の全スマートフォンユーザーの14.1%を占める結果となったそうです。

海外では着実に広まっているようこの「QRコード」、2013年日本でも新たな動きがあるかもしれません!!