日本でも話題になって久しいmixi などのSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)、流行元のアメリカではよりターゲットを絞ったSNS が新たな市場としてマーケターの間で注目されている。
 その一例が、母親たちをターゲットにした「Moms Online」というSNS だ。母親らはサイトのコミュニティーを利用し、おむつの取り替え方から言う事を聞かない思春期の子供の扱い方まで、様々なアドバイスや情報交換をしている。昨年に比べ、ファミリー/キッズサイトを訪れる母親は減少し、今や70% の母親がコミュニティーサイトに魅力を感じているようだ。その理由として、コミュニティーで同じような悩みを抱えた母親同士、励まし合う事で一体感を得る事ができるからだと分析する。この流れを、eMarketer 社の解説者であるデブラ・A・ウィリアムソン氏は、「消費者から派生したコンテンツやクチコミ情報などの社会的勢力を利用する、新しい育児サイトの時代が来た」と唱えている。母親をターゲットにした広告では、近年ゲームサイトやSNS の方が、ファミリーサイトや、キッズサイトよりも反応が良くなっている。ウィリアムソン氏は、新たなマーケティングの手法として、「オンラインで他の母親からオススメの日焼け止めクリームについてのアドバイスを受けたい母親に、その商品のサンプルやクーポンを与えるサービスを行う事など、押し付けがましくない方法で取り入る事」を挙げている。
 育児系SNS は2005 年度で全米の利用率は10.4% であったが、2010 年度には、18.7% に上昇する見込みである。