発売から1年近くが経過しましたが、日本国内でのニーズが高まってきたようですので改めてご紹介させて下さい。当社代表取締役著の「世界中に販路を拡げる海外Webマーケティングの教科書」

海外webマーケティングの教科書

書籍のコンセプトとしては、「日本の製品や観光地を海外にどうやって売り込んでいくか」の考え方や、実践から得られた経験値、知っておくべき外的環境(ネットに関する各国のデータ)などが中心になっています。

以下が細部を含んだ目次です。

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はじめに

1章 商圏を世界に拡げるということ

① 世界はすでにグローバル化を終えている
– 自ら情報を発信することで情報を取りに行く時代
– 日本国内市場は「良すぎる市場」だった
– 海外市場がもつ成長の可能性
– 海外への売り込みにwebを使う理由

② 海外市場攻略は「高い山」なのか
– 海外市場と無縁の企業は存在しない
– 運用とプロモーションの重要性
– 自社の魅力と強みを正しく伝える

③ なぜ外国語でサイトをつくるべきなのか
– 「翻訳するだけ」では成果は上がらない
– いかにして自社を探してもらうか

④ 世界中を1つの商圏ととらえてみよう
– 日本企業を世界へ向かわせる環境変化
– 中国企業は外国語webサイトで海外進出

⑤ 「こだわり」は世界を相手にしてこそ生きる
– 途上国の発展は日本企業にとってチャンス
– 世界を相手にすれば「専門店」が成り立つ

⑥ 世界で自社の「レイヤー」を確保する
– レイヤーを取るということ
– 世界規模でのシェアを考える

⑦ 日本市場は世界へ羽ばたく滑走路

2章 成果を出す海外向けサイトはこうしてつくる

① まず、自社の強みを棚卸ししよう
– 企画フェーズでまずすべきこと
-「比較優位性」 の裏付けをサイトで示す

② 結果にコミットする制作会社を選ぶ
– 制作会社をビジネスパートナーとして考える

③「構築」より「運用」を手厚くする
-「構築」と「運用」 の予算は3:1

④ 外国語webサイトの制作はこう進める
– 企画フェーズのポイント
– 設計フェーズでのポイント

⑤ 最適なドメインの選定
– ドメイン名は知的財産の一部

⑥ 最適なサーバーの選定
– 中国向けに情報発信するサーバーは別途に選ぶ

⑦ ”世界一”になるまで絞り込む
– 設計フェーズのポイント ── 製造業の場合
– 設計フェーズのポイント ── 訪日客を集めたい自治体

⑧ ツリー構造のサイトで検索エンジンに最適化させる

⑨ 海外向けネット販売の留意点
– 海外向けネット販売が成功する2つの例外
– 輸入規制と関税に留意する

⑩ 決済機能の導入はこうする
– 英語での決済ゲートウェイの主流はペイパル
– 中国向け決済ゲートウェイの主流はアリペイ

3章 国と言語の違いを乗り越える実践

① 結果を出せる翻訳にするために
– 日本語の特殊性を知っておこう
-「1文字いくら」の翻訳は危険
– 翻訳会社を選んで発注する際の注意点
-「英語が得意な日本人」が直してはダメ
– クラウド翻訳という方法も

② 日本の外国語サイトによくある間違い
– ○×△の表示は世界では通じない!?
– 文化や宗教に対する配慮も必要
– 知っておきたい文字コードの設定
– サイト全体の統一性が重要
-「数値」や「日付」の表記方法もこんなに違う
– ネーミングの際の留意点
– 多言語展開は英語サイトをベースに

③ 国によって違うインターネット事情
– インターネット環境の地理による分類
– インターネット環境の政治的傾向による分類
– インターネット検閲をする国々
– アジア各国における特徴(まとめ)

4章 効果的な運用とプロモーションのために

① 「運用フェーズ」で成果を上げるために
– 海外取引担当者は必ず置こう
– webサイトは人工の「漁礁」である
– 運用担当者がすべきこと
– 正しい運用の蓄積で加速度的に成果が上がる
– 取引に商社を介するメリットとデメリット

② 海外からの引き合いへの対応
– 情報を発信すれば情報が集まる
– メールは「丁寧な返事」より「迅速な返事」を
– 引き合いメールの信用度を判断する
– 興味のもてないメールはスルーしてよい

③ 海外への配送・輸出に関する留意点
– 各国の輸入規制と日本からの輸出規制
– 最適なプロバイダーを活用する

④ 検索エンジンを使ったマーケティング
– SEOとキーワード広告で補完関係をつくる
– 各国における検索エンジン市場
– ドメインの信用度が検索エンジンに与える影響
– スマートフォンへの対応が必須の時代へ

⑤ ソーシャルメディアを使ったマーケティング
– 多言語でソーシャルメディアを活用する際の注意点
– 広告でも期待されるFacebook

⑥ 外部サイトを利用したマーケティング
– 製造業関連のサイト
– 旅行関係のサイト
– 海外向けプレスリリース

⑦ 動画や映像を使ったマーケティング
– 動画・映像が有効な4つのシチュエーション

⑧ オフラインと連携したマーケティング
– QR Translatorというツール

5章 成功事例に学ぶ世界市場の攻め方

事例① レコード針のネット直販で世界中の愛好者の心をつかむ
──日本精機宝石工業株式会社
– はじめてのネット直販を決意
– 2200種類の製品の検索用データをつくる
– レビューと口コミで人気に火がつく
– 成功要因ⅰ……商品特性
– 成功要因ⅱ……技術力
– 成功要因ⅲ……長期間の継続的な努力

事例②「 絶対にゆるまないネジ」で世界各地のニーズに対応する
──ハードロック工業株式会社
– 海外市場開拓への道のり
– webサイトに限らない多言語への取組み

事例③ 訪日外国人から絶大な支持を受ける日本観光のポータルサイト
──ジャパンガイド(japan-guide.com)
– 世界有数の日本観光サイト
– ジャパンガイドの成り立ち
– ジャパンガイドの運営ポリシー
-「過剰なSEO」は長期的には無意味
– 成功要因ⅰ……外国人目線
– 成功要因ⅱ……継続性
– 成功要因ⅲ……ユーザーの声を吸い上げる仕組み

おわりに

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以上ですが、最後に本書籍の「おわりに」で述べられている文章を抜粋させて頂きます。

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タイトルは「海外向けWebマーケティングの教科書」となっていますが、実際は教科書と呼べるような各方面から正しさを検証された内容ではないかもしれません。ただ、この本は、実践の中で身につけたノウハウや考え方をできるかぎり文章にして、少しでもこれから取組みを始められる方に伝えらえるように執筆しました。

私の知るかぎり、日本国内で海外向けのwebマーケティングに専門的に取り組んできた企業はあまり多くありません。もちろん、それは、1章でも書いた「日本が良すぎる市場」だったことから、海外市場へのニーズが少なかったからでもあるでしょう。もしくは、大きな成功事例が周りに出ていなかったこともその原因かもしれません。

私が本書にまとめた内容は、「このとおりにやればできますよ」というマニュアル的なものではなく、世界市場で戦うための考え方の共有のようなものといえます。だからこそ、数年のスパンで変わってしまう内容よりは、できるだけ長期にわたって活用できる傾向や考え方をベースに書かせていただきました。

日本企業は、日本という区切られた市場の中で改善サイクルを回してきたがゆえに、あらゆる部分で日本市場に最適化されたものができあがり、それが「ガラパゴス」と揶揄されるようになりました。しかし、いま、世界はグローバル化を終えて、非常に小さな市場になっているのです。日本企業は、今度はその「小さな」世界市場の中で同じような改善サイクルを回せばよいでしょう。そうすると世界市場に最適化された日本発の製品やサービスが数多く生み出されるはずだと信じています。

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