こんにちは、プール、海、山、朝寝坊など、小学生にとっては夢のような夏休みがスタートしました。

しかし、一方で巷の働くママにとっては憂鬱な夏休み。学校が毎日あり元気に登校してくれることがなんと幸福なことなんだ!義務教育に感謝!万歳!と、改めて思い知らされるのが実はこの夏休みなんですね。
うちも来年には次女が小学校1年生になるので、来年のことを想像するとぞっとします。あまり想像すると嫌気がさすので、今はそっと蓋をしてみないようにしています。

それでは、一ヶ月ぶりとなりますが、ショートタイム制度利用者の声から制度利用の実情を探るシリーズ2回目です。
今回、インタビューに協力してもらったのは、月間160万人以上のユーザーが利用する訪日・在日外国人向け世界最大規模の日本旅行・生活・文化情報サイト「ジャパンガイド」のプロモーションを担当する小西です。

ショートタイム勤務者の声 小西 智美 webプロモーション部 ジャパンガイドチーム
(7歳男子、1歳4ヶ月女子のママ 在宅勤務1日+オフィス勤務4日)


1 時短勤務+在宅勤務ができてよかったですか?理由は?

はい、よかったです。理由としてはイメージ通りかとおもいますが、「子どもとの時間が少しでも長くとれること」と、「通勤時間の短縮」ですね。

在宅勤務:
通勤時間がないぶん、仕事が終わるとすぐに、こまごまとした家庭の用事ができることが非常に助かります。
また、小2の息子に「おかえりなさい」といってあげられるのも大きいですね。

時短勤務:
フルタイムに比べると、気持ちの余裕が格段に違います。フルタイムの頃を思い返すと常に小走り・帰り道はいつもトイレ我慢・スーパーレジのお姉さんを貧乏ゆすりしながらプレッシャーww そんな毎日でした。いまも軽く急いではいますが、それでもきっとフルタイムのころより、優しい顔して歩いていると思います。。かつては常に般若でした!

2 フルタイムの方に対して、肩身がせまいと感じることがありますか?理由は?

子どもが体調を崩し、急きょ早退・お休みしなくてはならないときやはり肩身は狭く感じます。それと当時に、きっとチームリーダーは私にどんな仕事を振ればいいのか、悩んでいるのでは?と考えてしまいます。
「これは時短勤務が要因ではないのかもしれないですが・・。」
能動的に仕事できず、自分が戦力になっているのか自分の立ち位置を探している状態です。一方ではフルタイムならもっと仕事ができるのかは不明ですがww

3 育児と仕事の両立は大変ですか?フルタイムだと続けるのは困難だと思われますか?

子育てオンリーで子どもとずーと一緒のほうが、大変だったと思います。今は、両立は時短のおかげもあってなんとかできていると思います。大変といえば大変だけど、家事に関しては100%を求めず(結果50%くらい仕上がりですw)なんとか両立できていると思います。

フルタイム・・やはり困難かな。
18時まで働いたら帰宅時間は19:30になります。そうなると家もむちゃくちゃだし、子どもたちの生活全般をみてあげる余裕がないだろうし、やはり現状フルタイム勤務は自分にとって考えにくいです。

仕事に復帰したメリットとして、必然的ではありますが、私は子離れ、息子は親離れできた点があります。
小2の息子は学童と鍵っ子の生活になりましたが、そのおかげで習い事にも自分でいき、工夫して放課後すごしているようです。息子の自立のためにも、仕事復帰はよかったかと思います。

4 働くことは自分にとってどんなメリットがありますか?

自分の価値を高めることができること。

子どもに働いている母親の姿を見せることで、働くことの大切さや一生懸命生活している母親の姿をみて、なにかを感じてくれればいいと思います。(いまはそこまで至ってないかもしれないけど・・・)

仕事をすることによって、自分が社会の一員であると認識できるのは、非常にありがたいことです。

5 ショートタイム勤務だからこそ工夫していることなどありますか?

電車内で会社のメールを読む。


小西のインタビューを終えて

実は、小西の復帰までにも様々なハードルがありました。

その中でも、一番のハードルは小西の「気持ちの問題」だったような気がします。

フルタイムだった頃、子どもが1人でも大変だった育児と仕事の両立。そこに、第2子が誕生。愛らしい女の子でした。かわいい赤ちゃんと過ごす時間は何事にも代えがたい、保育園に預けて働くことに本当に意義を見出せるのか。と悩むことは出産経験者の誰にでも当てはまることです。
残念なことに、こういった気持ちが強ければ強い人ほど、出産を機に職場を離れてしまうケースが多いような気がします。

文章に書くと、「気持ちの問題?なんだ、そんなことか!」と思われるかもしれません。しかし、ほとんどの女性はこの気持ちと日々葛藤しているのです。これは会社の役員級の仕事を日々こなしている女性でも、経理の事務職でも同じです。実際、私自身がその心の葛藤を常に抱えていた(抱えている)ので、小西の復帰に関しては、その問題に少し寄り添う努力をしました。

その努力とは、育児休暇中(以下、育休)から折に触れて、復帰に関してやりとりをしてきたことが一つとしてあげられると思います。やりとりといっても、大阪と東京になりますので、メールやSNSのチャットを利用してという環境です。しかし、それでも休暇取得者にとっては、1年近くに及ぶ育休あけに関する悩みは、実は尽きないものなのです。

愛らしい幼児と過ごす時間はかけがえのない時間である一方、社会と隔絶される傾向にあることもまた事実です。短いようで長い1年の間に、復帰する予定の組織のスタッフと情報を共有することは、復帰する上で非常に重要なプロセスであると私は感じました。

本人には復帰にいたるまでにどういった働き方をしていきたいのかを考えてもらい、また同時にその働き方を会社がバックアップできるのかを、会社としても検討してきました。育休中にもかかわらず赤ちゃんと一緒に、オフィスにも足を運んでもらい面談も行いました。そして、なんとか今年無事に復帰に至りました。

フルタイム社員が産休、育休後に復帰することは、当たり前の世の中になりつつあります。しかし、実はまだまだいくつものハードルを越える必要があります。それは、ハード面(=制度や法律面)だけではなく、ソフト面(=メンタルなケアや周囲の理解促進)が重要だということです。

これだけ世の中の風潮が女性活躍に傾いており、大企業では当たり前のように制度化されているものも、ベンチャー企業にとっては経営を圧迫することもしばしば。ゆえに非常にハードルが高いことも現実なのです。

弊社代表は「ビジネスを通じて多文化共生社会に貢献する」を会社の理念に上げている通り、様々な働き方も受け入れ共生していこう、トライ&エラーを繰り返す中で、ベターなものを作り上げていければいいじゃないかという趣旨のことを折に触れて、私に言っていました。

働き方の制度だけではなく、その他の制度、すべての業務において、「まずは相談してみよう。」そして会社が「じゃあ、やってみよう!」と応えてくれる、この環境は毎日業務に従事するものには実感しにくいかもしれませんが、実はなかなか他社には真似できないものだと私は考えています。もちろん、見切り発車的なことはしばしば。現場に混乱が起こることも少なくありません。

今回の短時間制度を整備して運用していくにあたり、苦労や周囲に不満がないとは言えません。しかし、制度が整っていなかったことや、メンタルのケアを怠ることで、隣の芝は青いと不満を漏らすスタッフの離職を指をくわえて眺めていた状態にメスをいれ、我が家の庭に自分たちの手で付加価値を作り出していくことで、より良い場所にしていく過程に弊社はあります。

人が定着する企業へと成長することは、結果的に企業価値を高めることにつながることになるのではないでしょうか。
制度を整え運用し続け、さらに改修することはwebサイトの構築、運用と似ているなと感じる今日このごろです。