私は以前まで、広告キャンペーン系のWeb制作会社(もちろん日本語)に勤務していましたが、多言語サイト専門であるエクスポート・ジャパンでは、一般的なWeb・広告制作会社とはいろいろな点で違いを感じます。それはまさに社外の方々が知りたい「多言語サイト制作ってどこが違う?」という疑問への答えになるかと思います。

●スケジュールが違う

単純に、日本語サイトと比べて1.5〜2倍程度は時間が必要になるように思います。クライアントに提案する企画構成は当然日本語ですので、そこから翻訳とプルーフリーディングというプロセスが入ります。もちろん、国や文化の違いは言葉だけでなく、デザインやサイトの構造にも現れますので、デザインやコーディングのフェーズでも、日本語サイトよりもゆとりを見ておく必要があります。
また、言語ごとに段階的に制作する、たとえば英語をまず制作してから他の言語に展開するような場合では、さらに制作期間は延びることになります。

●コストが違う

具体的に金額を書くわけにはいきませんが、多言語サイトの場合、翻訳費以上にコストが膨らみます。上記のように、文言以外の部分でも工数は膨らみますし、制作期間が延びれば、ディレクターその他の人員が拘束される期間もより長くなります。
通常のWeb制作会社が翻訳会社を下請けにして、単純に日本語サイト制作費に翻訳費用をオントップしただけで受注すれば、クオリティ的にはもちろん、利益の上でも厳しい結果に終わるのではないでしょうか。

●人が違う

言語能力や海外経験、国籍といった点で一般の制作会社とは違うのはもちろんですが、スタッフが皆、予想外にキッチリしています。英語で言えば ‘diligent’ や ‘tidy’ という感じでしょうか。「海外=大雑把」というようなイメージを持たれるかも知れませんが、まさに正反対です。
これはあくまでも想像ですが、多言語サイトの場合、日本語サイトのように感覚で進められない部分が大きい為ではないかと思います。翻訳にしろプルーフリーディングにしろ、他のスタッフとの協業や従うべきフレームワークが多いので、何事もいい加減にはできません。

●作るサイトが違う

当たり前ですね。ただ訳すだけではありません。