Hola!

大阪本社 WEBディレクターの黒崎です。

多言語サイトの制作を15年やっている私たちからすると少しドキッとするタイトルですが、
今日は「外国人対応に多言語での対応は必要か?」という話です。

皆さんは、スターバックスのロゴからいつからか文字が消えてイラストだけになったことをご存知ですか?
starbucks_logo

同じことはナイキのロゴにも起こっていて、現在、ナイキのロゴは文字はなくてロゴマークだけです。
詳しくはこちらのポッドキャストを描き起こした記事を読んで頂きたいのですが、
評論家・山田五郎が語る「日本は英語が一切通じなくても生活に困らない国」
グローバル企業は言葉を使わない非言語コミュニケーションの方向に進んでいるという話がされています。

さらの同じ記事の中で、
英オックスフォード辞書の今年の言葉、2015年は史上初の絵文字「うれし泣きの顔」
を紹介している通り「世界的にコミュニケーションはスピードとビジュアル化している」という点も言及しています。

確かに文字で説明するよりも写真やイラストなどで説明している方が圧倒的にコミュニケーションは速く、時には正確に伝わります。

特に外国人に言葉で伝えようとすると聞き手によってバックグラウンドが異なるため皆に同じように伝えられる保証はありません。
私達日本人が共有している”一般的な感覚”と外国人のそれとは違うことが多々あるからです。
(それが外国人と交流するときの難しさでもあり面白さでもあると思います。)

最近の事例では、京都の祇園にマナー向上を訴える看板が立てられましたがそこでもメッセージはイラストだけで表現をしていました。
しかも、イラストだけで理解できるかどうか訪日客へのインタビューも行ったそうです。

このように世界的にはビジュアルによるコミュニケーション量が急激に増加しており、
外国人対応の場面でもピクトグラムの導入が進んでいます。
では、外国人対応に言葉による多言語の対応は不要なのでしょうか?

私は文字とイラストそれぞれの得意領域を使い分けて伝えることが大切だと考えています。

例えば、料理メニューの場合は

目的:どのような料理なのかを伝える

手法:写真を載せる
(見ただけで、肉なのか魚、野菜なのかがすぐにわかる。また食欲を喚起させる効果も)

目的:食材の説明やアレルギーなどの表示 

手法:言葉で多言語表記で説明
(例えば”ごぼう”は多くの外国人にとって未知の食材であり写真だけでは分からない)

QRトランスレーターのサービスも絵やイラストだけでは説明しきれない場面での言葉によるサポートを目的とした使い方は特に有効になると考えています。

世界的にビジュアルによるコミュニケーションに流れが傾いていますが、
それだけではすべてを伝えることは出来ません。

かと言って、言葉だけで全てを伝えようとすると逆に伝わりにくいという現象も起こります。

肝心なことは、「誰に何を伝えたいか」をきちんと定めた上で、適切なツールと表現を選択できるかどうかではないでしょうか?