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どうも、ローカライゼーションチームのデキです。

数年前から、アジア圏の訪日外国人がユニクロをお土産に買って帰ることが多くなりましたね。


ユニクロをお土産にするとお得


私の友人も2017年に入って2回もインドネシアから日本へ遊びに来ました。そのうちの一人はわざわざ銀座に行って、高級ブランド店より銀座のユニクロ店に直行しました。しかも日本にくる前に調べて、その店が日本最大のユニクロの店舗であることを知っていました(12階建)。私は驚いて、友だちにそのことについて聞いてみました。すると、彼女は、「インドネシアで買うと値段が高くなるから、お土産にするとお得感プラスでいい。」と応えました。

すぐにお土産を渡すときの会話が頭に浮かびました:

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インドネシアでのユニクロに対するイメージ


インドネシアでユニクロのイメージを聞いてみると、値段はそんなに安くないけど「じょうぶで長持ちする・若い人が好きそう!」などの意見があります。

インドネシアには、アパレルブランドの工場が多数あるため海外のアパレルは珍しくありません。しかし、インドネシアでは高機能を売りにするアパレルはユニクロが初かもしれません。

国ごとのユニクロ「エアリズム」の価格


ジャパンガイドフォーラムでもマレーシア人のユーザーから「大阪市内のユニクロとGUの場所を知りたい」という質問があり、驚きました。都会の大阪市内ならどこ行ってもあるはずなのに、なぜこういう質問があるのか考えてみると、2つの説が浮かびました:

  • 心配性で全部事前に調べないと不安
  • ユニクロやGUを高級ブランドと勘違いして、店舗数が少ないと思っている

実際にどれぐらい値段の差があるか調べました。日本を含めて16か国、ユニクロのグローバルサイトからユニクロの看板商品「エアリズム」のデータを分析してみました。「エアリズム」を選んだ理由は、 調査する人(私)がすべての言語がわからないので、どんな言語でも「Airism」と書いてあって一目でわかりやすかったからです。そして看板商品としてほとんどの国で売っている(唯一売っていなかったのは現在秋冬のオーストラリアだけでした)。

結果は以下の通りです:

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円安円高の影響が気になったので、念のため米ドルでも分析しましたが、やはりあまり変わりませんでした。また、期間限定セール価格も除きました。

海外では平均すると、日本の値段より45%も高いことがわかりました。また、表の下段にいくほど先進国が多いです。しかし、フランスとイギリスの間にフィリピンとインドネシアがあることに気づきました。インドネシアの場合日本の価格より462円も値段が高くなりました。これはどうしてなんでしょう?

なんでインドネシアのほうが日本より高い?


通常、発展途上国では人件費や原材料費のコストが日本と比べおさえられるため、ユニクロ製品も安価で供給できるはずです。しかし、表を見るとフィリピンとインドネシアはそれに該当しないことになります。そこで、安価で供給できない理由を私なりに考えてみました。

恐らく、両国では交通・運輸環境などの国全体のインフラ設備が充分でないことが関係するのかもしれません。ジャカルタとマニラの渋滞は世界的に有名で、車で都内通勤のために3時間かかることは当たり前のことです。

日本の企業が海外出店する際には、輸入税、付加価値税などでさまざまなコストが上乗せされることが「母国では手軽に買えるイメージのブランドでも、、海外では高級品!」になってしまう理由だと思います。インドネシアの場合、法律的に市場に参加する企業は必ず現地のパートナー会社と組んでないといけないので、他の国に比べると手間がかかりコストが高くなります。

これは、日本の会社に限ってのことではありません。ユニクロと同じようなファストファッションで有名な、スペイン発のZARA、米国発GAPも日本での値段は母国より割高になっています。

定番の抹茶お菓子のほかにまさかユニクロも日本の定番お土産になることに想像もつきませんでした。次に定番お土産になるものは何でしょうかね。