アメリカのインターネット調査会社comScoreが、IAB(Internet Advertising Bureau)が発表した2008年第4四半期(10~12月期)のオンライン広告についてのデータを基に興味深い記事を書いています。
Banners Still Having a Banner Quarter

昨今の不況の影響もあって、2008年第4四半期にオンライン広告(バナー広告、リッチメディア広告、動画広告、スポンサー広告)に使われた費用は、2007年の同時期と比べると4.3%下落しているようですが、実際に広告費が減少しているのはリッチメディア広告とスポンサー広告の二つで、バナー広告と動画広告に費やされた費用は増加しているようです。

Spending on banners increased in Q4 2008

バナー広告というと、インターネット黎明期から頻繁に使われていることもあり少し古い印象も拭い切れないですので、依然伸びを見せていることは驚きだったのですが、記事を書いたGian Fulgoni氏は次のように解釈しています。

・ 経済状況が厳しい中、広告主は広告費が高いリッチメディア広告、スポンサー広告よりも費用の安いバナー広告に広告費を費やしているのではないか?
・ バナー広告などのディスプレイ広告と検索を合わせることで、価値ある相乗効果を生み出すことができるということに広告主が気づき始めたのではないか?

また、全体からすると占める割合は大きくはないですが、前年度に比べて大きな伸びを見せている動画広告については、以下のように述べています。

「視覚、聴覚、動き」による訴えには絶大な効果があるため、厳しい経済状況にあっても広告主は依然として動画広告に更なる費用を費やすのではないだろうか?

経済状況が厳しくなるとどうしても広告費は削減されてしまう傾向にありますが、広告費をカットしたことで効果までカットされると元も子もないですので、まずはどういった広告に効果のあるのかを見極め、そしてその広告によって効率的な集客を目指すことが大事なのではないでしょうか。