東京オフィス勤務、ジャパンガイドチームの長塚です。

日本の夏も暑いですね!

インドのデリーでは昨年の乾期に、暑さでアスファルトが溶けたなんていうニュースも見ましたが、日本も負けていないのではないでしょうか。

さて、今回はインド人の日本観光、主に「食」について書いてみたいと思います。

インドでもここ数年、日本ブームが巻き起こっており、都市部では日本食のレストランも見受けられます。

私が住んでいたインド西部の商業都市ムンバイ(旧ボンベイ)では2012年にオープンしたKOFUKUという日本食レストランが大人気でした。

ムンバイで毎年行われている、2日間で10万人が来場する日本紹介イベント「クールジャパン・フェスティバル」では、焼き鳥や寿司を売る日本食ブースの前に長蛇の列ができていました。

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KOFUKUのカウンター席

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KOFUKUのテーブル席

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クールジャパン・フェスティバルで和太鼓演奏を見るインド人たち

日本に帰国してからは、インドから友人や知り合いが遊びに来て、ご飯を食べに行くことがあるのですが、とにかく「日本食はおいしい!」と大好評です。

居酒屋で馬刺しがおいしいと言っていたり、梅酒のおいしさに感動していたり、お好み焼きのソースに最初は警戒しながらも、一口食べたら感激してソースをべちゃべちゃにして食べていたり。。

今まで肉と言えば鶏肉しか食べたことのなかったヒンドゥ教徒の若者が、日本に来て、生魚、牛肉、豚肉を一日ですべて人生初体験した、ということもありました。

「牛は神様だから、インドにいる家族には口が裂けても言えない・・・」とのことでしたが、若者の嗜好が、彼らの親世代と異なるというのは間違いないと思います。

(一方で、インド人の旦那さんが桃屋のラー油をすべての日本食にふりかけて食べている、という報告を日本人の友人から受けたりもしましたが)

インドからの訪日観光者数は年間約10万人で、ジャパンガイドへの国別アクセス順位を見ても、15位前後。

アジア圏の旅先としては、依然、マレーシアやシンガポール、タイなどが中心で、「日本はアジアの反対側(とても遠い国)」という認識を持つ人もいます。

日本へ来たとしても、まだまだゴールデン・ルート(インド人は原爆の歴史を学校で習うので広島は必ずと言っていいほど組み込まれる)の周遊がメインであり、食事はインド料理レストランへ行くか、インド人シェフを伴うツアーが用意されるなど、日本の食に対するハードルは他国に比べて高いようです。

とはいえ、今回ご紹介したような若者世代の動向を見ていると、他国と同じように、これからは団体ツアーから家族規模、個人旅行の数が増え、「いろいろな食べ物を体験してみたい!」という需要が増えてくるのではないかと感じています。

まだまだ伸び代のあるインドからの観光客マーケット、ぜひ業界の皆様にも注目していただければと思います。